カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

ロシアの醜聞75 化学兵器

2018年08月05日 16時42分26秒 | 海外

とにかく、似ています。

ロシア ≒ 中国 ≒ 北朝鮮 

これに限りなく接近している「韓国」も似たもの同士ですか。

イギリスに亡命中の元ロシア人スパイ暗殺未遂事件について、考えました。 


証言で迫る ロシア元スパイ暗殺未遂の謎:nhk 2018年4月6日  


トランプもひどいもんですが、プーチンも負けてはいません。

  • 2015年09月30日 ロシアがシリア空爆を開始
  • 2017年12月11日 プーチンがシリアを電撃訪問し撤退準備表明
  • 2018年06月09日 国益がある限りシリア駐在を続けるとした

シリア空爆を開始して、中東情勢がより複雑になったと思っていると、2年後の撤退準備でIS撃退が成功したのかと安心し、半年後には国益がある限りかぎりシリア駐在を続けるとしています。

いったいどれが本音なんでしょうね。

亡命者が米国へ亡命後に証言したことが中心なのでしょうが・・・・・・

独裁国家(ロシア・中国)に生れ住んできた人たちにとって、権力側が何を望んでいるかくらいは分っているらしく、バレないように演技し「情報をもらしたり、情報をねつ造した」と考えられます。

もちろん米側も、監視体制を強めたり、関連することで裏をとり真実性をチェックしますが、しょせんはだましあいの世界で、こうやって二重スパイも生まれます。

ことの性質上、本当にスパイだったのか、いや実際に二重スパイだったのか、なかなか分かりません。

いわば、偽装の世界ですが、これは何も中国・ロシア・朝鮮半島の人たちだけが得意なわけではなく、すべての人に多少とも偽装の経験があります。ただ、圧倒的に今でもその偽装をしている人の割合が中国・ロシア・朝鮮半島で大きいだけなんですね(笑)。

これらの国が独裁国家・儒教国家であることに私は注目しています。 


話は上記の引用記事に戻ります。

ロシアの化学者「ロシアは神経剤の開発を続けている。

元スパイ「スパイを釈放した国がそのスパイを殺害するわけがない。

スパイを否定する人がいますが、これも信用できません。

十分に邪推になりますが

二重スパイ「スクリパリ」は、ロシア政府に逮捕された後で、再度スパイをする約束で釈放されたと考えられ、その後イギリスに亡命したことも既定の方針だったのでしょう。

イギリスに亡命したと見せかけて三重スパイを演じさせようとしていたのですが、うまくいかなかったため、ロシア政府系による殺害実行となり、運良く(殺害者側にしたら運悪く)未遂に至ったものと思われます。

最大の特徴は、この猛毒が毒性の低い2種類の物質を混ぜ合わせて作り出せること。この2種類の物質は簡単に持ち運びできるので、ノビチョクを使用直前に作ることもできるのです。

また、時間がたつと成分が検出されにくく、使われたことの立証が難しいという特徴もあります。

ノビチョクという名の神経剤は、旧ソ連~ロシア時代に開発されたもので、当然のことながらロシア政府は否定しています。

「調査に協力せずに否定する」ので、否定すればするほど怪しくなってきますが、これに亡命者の証言が追い打ちをかけているようです。

原則として

ロシア・中国・朝鮮半島などの独裁国家では、必ず「関与していない」と否定します。

否定しなければ「立派な独裁国家」ではないようで、「しっかりした独裁国家」と称せられるよう、疑惑に関しては「無条件で即座に否定しましょうね。

けっしてバレてはいけません。 

スクリパル氏は、ロシア軍の情報機関に所属しながら、イギリスの対外諜報機関に情報を提供した疑いで14年前、ロシア当局に逮捕されました。8年前に釈放されてから、イギリスに亡命し、家族と共に暮らしていました。その後、妻と息子、兄を相次いで亡くしたとメディアは伝えています。

妻と息子と兄を亡くしており、今回本人と娘が殺害未遂になったということで、その怪しさは頂点に達します。

ウクライナ領クリミア半島の武力併合、国家ぐるみの薬物使用隠蔽工作などが加わり、もうこれはほとんど間違いなくロシア政府系のしわざだと言えます。

こういったヤクザがらみの犯罪は、普通の国家でもみられますが、独裁国家では「顕著にみられ、拭うことができないほど汚染されている」と言えます。

マレーシアでの毒殺以後の北朝鮮の動きとそっくりですね。

北朝鮮が核開発を停止したとしながら裏で密かに核開発を続け使い物にならなくなった核実験場を爆破したのは、中国が南沙諸島埋め立てに関して軍事拠点化しないとしながらついに軍事拠点にしたこと、ロシアが古い化学兵器を破棄しただけで新しく化学兵器を開発し続けていることと、まったく同じパターンですね。

一言でいえば、言っていることや、結んだ条約などが、ほとんど意味がないほど「偽装」しているということです。もはや何も信用できないと言うことですね。 

ノビチョク開発に関わった科学者 ミルザヤノフ氏「ロシアは、今もノビチョクの開発を続けている。役に立たなくなった古い化学兵器を廃棄しただけだ。化学兵器禁止機関に報告されていない。つまり廃棄されていないのだ。」 

リトビネンコ暗殺事件の教訓をいかし、ロシア大統領選挙直前になって暗殺を試み、ロシア内での結束を強めたのだとしています。 

「ロシアが事件への関与を認めることは、絶対にありません。現場から見つかったサンプルの調査について、ロシアは『ロシアの専門家が加わらない調査は認めない』という立場です。」

尤も、ロシアの専門家が加わったとしても、なにかにつけ反論することでしょうし、これは病気のようなものですね。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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