朝、隣の課に連絡が入った。
40そこそこの同僚が亡くなったと。
突然の死。
突然訪れる死。
突然の訃報を聞いた仲間はそれぞれ茫然と言った様。
彼は、昨晩、いつものように家族に「おやすみなさい」と言って床に就いたんだろう。
そして、そのまま…。
次の朝が来ないだなんて思うわけがない。
運命だったのか、とか、
宿命だったのか、とか、
「なぜ彼を連れて行くことに神は決めたのか」と天に向かって問うてみたところで
その答えは聞こえてくるはずもなく。
ああ、でもそれは
「なぜ俺がまだ生かされているのか」と同じ答えになるんだろうなあ。
明日は来ない、かもしれない。
けど、今日が最後だとばかりに、
毎日々々、悔いを残さぬように、力の限り精一杯生きることも難しい。
今日が来たことに、
明日を憂えることに、
君とすごせることに、少しだけ頑張りたい。
合掌。