子どもの頃、
雨は、空が泣いてるんだと思ってた。
そう。
雨は空の涙。
そんな思い込み、今でも心のどこかに抱いている。
だから、雨が降るたびに、
何がそんなに悲しくて、
空が泣いているのだろうと、
天を仰ぐことがある。
空が泣いてしまうくらいの
大きな悲しみだから
俺が
受け止められるわけもないんだけれど
受け止めてあげたい、
…と思ってしまう何故なんだろうか。
ひとりきり泣いたら
天使の階段から
地表に
光が降り注ぐ。
雲が流れ、
その合い間から、
青い青い空が顔を出す。
そうすると、自然とこっちも笑顔になるから。
さ、7月も今日で終わり。