Broken Flowers …はうはう河馬の脂肪遊戯

いらっしゃいませ。お独りさまで?どうぞお好きな席に。戯れ言、繰り言、かあるくかるく。

20160331…男子一生の仕事

2016年03月31日 | 2016

今日で職場から去る方々がいる。
寂しい限り。
自分も退職まであと数年。
10年もない。

仕事は好きではないから、 働くことに未練はないが、働かなければ、食ってはいけない。
何の取り柄もない、平々凡々な俺でも 、
精一杯の責任感と精一杯の能力で毎日を乗り越えてる次第だ。

ちょっと前に テレビから「男子一生の仕事ですから!」という発言を耳にしてドキッとした。
テレビの中でコメントをしている方のように 自分の仕事に誇りを持ったことないし 仕事にやりがいや喜びなんて感じだ事は無かったからだ。
明日を迎えられるよう、今日、我武者羅に働く、を無限ルーチンでやっているようなものだ。
これは動物としての生存本能みたいなもんだ思う。

男子一生の仕事と言い切れるような仕事に巡り会えなかった俺は
理想の仕事に巡り合えた方々からすると 大層、無駄に時間を仕事に費やしていることになるんだろう。
60歳が定年でも、まつりごとを掌る方々は、衆生に65歳まで働くよう世の中の仕組みを変えつつある。
そんな流れに逆らえるわけもなく、たぶん、俺は食うために65歳まで働かざるをえないんだろうな。
男子一生の仕事だなんて、これっぽっちもと思ったことはないけれど、
結局、そういう仕事に、一生を費やしそうだなんて、世の中、なんてまあ面白いんでしょ。 


 

今日はお休み。
電気屋さんに行って電気スタンドを新調した。
最近じゃ電気スタンドもLEDなんだね。
明るさも変えることができるし、隔世の感がある。
はっ!? 時代に取り残されてるだけんなんじゃ?汗。


20160330…雷乃発声【らいすなわちこえをはっす】

2016年03月30日 | 2016


数日前、明け方に雷の落ちる大音響で目が覚めました。
七十二候には、こんな言葉もあるんですね。
素敵だな。



桜らららら ただ・愛のためだけに


出会いの数だけ、必ず別れがあるのなら
できる限り、良い出会いにしたいもんです。
別れるときに泣けるくらいの出会いでなけりゃあね。













今日はズンバ45だけ。
なんかね、疲れてんの。
疲労が蓄積してるって感じかな。

20160329…桜

2016年03月29日 | 2016



時は金也。
いや、金以上に価値がある。
時間は金で買えないのだから。

桜の季節になると思い出す。
桜の花が咲くたびに思い出す。

思い出すのは父のこと。
既に四半世紀前のこと。

医師から父の病について宣告を受けた俺は
泣き顔を他の人に見せまいと
涙目で小走りに病院の外へ出ました。
そしたら、そこには大きな満開の桜がありました。

C型肝炎から肝癌。
医師から夏くらいまでしかもたないと聞かされた俺は
ああ、この桜を父は来年見ることができないんだと思いました。

以来、桜を見ると、当時のことを思い出します。
親孝行の息子ではありませんでした。
父の期待を裏切り続ける愚息でありました。

時は流れ、あの桜の木は病院の増築とかで切られて小さくなってしまったようです。

時は流れ、今ではC型肝炎は、治る時代になりました。

時は流れ、悲しい思い出は、小さな、澄んだ結晶になって、日々の雑多なことの中に埋もれるように眠っています。

時は流れ、俺は、あと数年で父の年に追いつきます。

時は金なり。
いや金以上に価値がある。












今日はオフ。
ゆっくり風呂に入った後
ドラッグストアに買い物に出かけ、日用品をお買いもの。
そこで、初めて、爆買いって奴を目撃しました。
田舎のドラッグストアなんで、免税じゃないんだけど安いんかな。不思議。

20160328…美しい花はあるけれど

2016年03月28日 | 2016


人は花の盛りに集うもの。
花をつけない桜には、いったい誰が集うと言うのか。

花がこぼれるように咲いてる桜、それはそれは人気があるもの。
風が吹けば、舞う花びらに、人はその美しさにどよめき、
さらに風が吹けば、散る花びらに、人はその命の短さを惜しむ。

美しい花がある。花の美しさはない。 
小林なんたらの言葉だよな、確か。


でも去年の春にも同じだった。
しからば来年の春にも同じだろうて。















今日は代行だったんで
いつもと異なる街のフィットネスクラブに行ってきました。
エアロ45とズンバ45、楽しかったです。

ハイインパクトなんざ久々にやったなあ。

20160327…藤枝を歩いてきました。

2016年03月27日 | 2016




































































20160326…僕たちの将来

2016年03月26日 | 2016


消化器科で先日の大腸内視鏡検査で採ったポリープの組織検査の結果を聞きに受診。

「良性で心配ありません」
「ん~、前回(2年前)は、どうだったかなぁ」
「あ。前回は腺腫か。こっちのほうが悪いもんになりやすいからね」
「2~3年したら、また、内視鏡検査を受けましょう。」
「でも、健康診断の便潜血検査もきちんと受けてくださいね」








で、次は、耳鼻科受診。
今が盛りの花粉症の内服薬「タリオン」を処方してもらいに受診。


ふぅ。
どんなに軽傷だっとしても、医者にかかるのは気持ちが重い。





    僕たちの将来は
    めくるめく光の中
    僕たちの将来は
    良くなっていくはずだね
      (中島みゆき 僕たちの将来)





みんな良くなっていけばいいのになあ。
うん。
みんな良くなっていくはずさ。











今日はズンバ60。
めちゃきつかったけど、めちゃ楽しかった。


終わったあとの夕飯は、必ず、しゃぶしゃぶ食い放題。
野菜をたーんと喰らいます。


20160325…いなくなっちゃうんだ。

2016年03月25日 | 2016


「人事異動、どうだった?」
「大阪へ転勤することになりました」

って、マジ?嘘っ。

いつも一緒にベンチプレスをやっていた奴が大阪へ行っちゃいます。
しばし、呆然。
何をどう喋ったらいいのかわかんなくなっちゃった。
いなくなっちゃうんだ…。


「つまんねー。」


最初に出た言葉がこれ。

筋トレのパートナーがいなくなっちゃう。
思いもかけなかったんで、ショック。


















 今さらに君はい行かじ春雨の情を人の知らずあらなくに
                     (万葉集)



今日はステップ45とエアロ50。

20160324…セヴンイレヴンいい気分

2016年03月24日 | 2016

セブンイレブンでお米を売っていたので買ってみた。
うまいのかな…。
ちょっと楽しみ。
お値段は5㎏で2,000円弱。


ご飯は毎食1膳ほど。
飯や麺が好きなんだよね。炭水化物ラブって感じだよ。
糖質ダイエットなんて考えられない。











今日はエアロはオフ。
早めに風呂に入り、早めに酒を飲んで、早めに寝たい。

20160323…ふぅ。

2016年03月23日 | 2016


GOOブログのスマホのアプリ、
日記をアプリ内に保存しておいて
ある日、ブログにアップしようとすると
UPの段階で、いきなり「再ログイン」を求められるんだが
再ログインすると、アプリ内保存されていた書き溜めた日記が
全部、クリアされちゃうんだけど…なんなのこれ。。

まあ、俺のスマホが古すぎるのも原因のひとつかもしれんけど。。。

うーむ。
書いたら、どんどん「下書き」(非公開)でブログにUPしておいたほうが安全ってことか。。。










今日はエアロ50とズンバ45。
京都の疲れが残っていて、やめちゃおうかと思ったんだけれど
連れと一緒にやってるんで、引きずられて頑張りました。笑。
頑張れて良かったです。


土日の日記、ぼちぼち書いていこうかなあ。
どうまとめよう…。

20160322…imagine

2016年03月22日 | 2016


齢を重ねるってことは
現在進行形だっだものが
次から次と
過去完了形になってしまうもなんだなあ。

齢を重ねるってことは
将来の夢や希望が考えられなくなることなんだろうなあ。

1日でも多く新しい朝を迎えたいと思い、人は長寿を願うんだ。
果かないもんだけど、人生なんて。
…でもね、でもねだよね。





















今日は、入館優遇チケットが手に入ったので
いつもと違うフィットネスクラブに行ってみた。

ステップは3週目。
見事に玉砕。笑

ダンスエアロは4週目。
それでもついて行けた…と思う。




20160321-01…東寺

2016年03月21日 | 2016

 

朝、1階のレストランで朝食。

お客さんは外国人の方が多かった。
満席で、席待ち。
待合いの椅子に、順番の番号がふられていたのだが、
番号に関係なく、めいめい待合いの椅子に座っている状態。
「混沌」を朝から、それも、こんなところで感じるなんて。

 

  

飯は、独りで喰うよりは、
親しい奴と一緒に喰うほうが絶対美味いと思うんだ。
最悪なのは、話の間が持たない輩と喰う飯。 

 

 

 

飯を食い終えて身支度も終えて、チェックアウト。
今日も天気は良さげ。
 


どこに行こうか…。
とりあえず、ホテルから近い東寺に向かおう。
たしか、宝物殿が公開されているはずなんだ。

歩くこと10数分。
東寺に到着。

 

 

驚いたことに、境内内が露天商でいっぱいだった。
何回も東寺には訪れていたが
こんなことは初めてで目を白黒。
本当にいろんなものを売っている。
まるでガラクタのようなものでも。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

衣服。

食い物。
装飾品。
榊みたいなもの。
ドレス。
栗。
カステラ。

宝物殿まで行ってみると
時間が早かったため、まだ開場前。

時間を持て余しそうだったんで、
ふと、羅生門まで歩いてみる気になった。
んでもって、その昔、東寺と一緒に存在した「西寺」がどうなってるかも確かめたい。
西寺は、跡地しか残っていないと何かで読んだ。
それでも、見てみたいと思った。

そうと決まれば行動あるのみ。
って言っても、歩くだけなんだけど。。



東寺の境内の露天商をくぐり抜け
九条通りに出る。
境内に収まりきらなかった露天商が
九条どおりの歩道にも並んでいたのに驚いた。
こちらは怪しげな古物商っぽいお店が多かった。

 

 


すげー。
たしか、その昔、平安京には
東市と西市があったらしいんだけど
こんなふうに、にぎやかだったのかな。
うれしくなってくる。


 

<!-- 地図 -->

 

 

平安京の地図(立命館大学のサイトから)
西寺                 羅生門               東寺 

 

よっしゃ。
羅生門へ…って、羅城門なんだね。
歩くぞ~。

 


20160321-02…羅生門(羅城門)

2016年03月21日 | 2016

 

東寺を出た九条通りを西へ行けば羅生門に着けるはず。

 


 

 

羅生門と言えば、あの黒沢明監督の名作「羅生門」のイメージ。
で、気がついたんだが、羅生門なの?羅城門なの?

 

 

 

 

何本か通りを横切り、羅城門跡に到着。
実は、あまりにこじんまりしていたんで、一度通り過ぎてしまいました。 
さりげなく「羅城門跡」。 

 

 


中に入ってみると、とても小さな公園で周囲の高い建物のおかげで日当たりも悪そう…。
滑り台がポツリ、んでもって、碑がポツリ。

 

 

 

藤原道長さんが羅城門の礎石を持ってったなんて知らなかったなあ。
「持ち帰った」って…すげー。持ち帰れるもんなんですね、礎石。 

 

 

羅城門から南を見ると、下の写真の風景。
平安京の最大の通りのあった場所とは思えません。
なんの変哲もない通りです。
あまりに日常的。 
いや、きっと、こんなもんなんだろうなあと想像はしていたんですが。
 

 

 

訪れて良かったです。
歴史の浪漫を全身で感じて、しんみり。 

さ、西寺へGO。


20160321-03…西寺(西方寺)

2016年03月21日 | 2016


羅城門から南を向いてる俺。
だから、西寺は右の方向に歩いて行けばいいはず。

→→→ ね。

 

 

羅城門跡から西寺を目指したはいい。
しかし、そこは、いい加減な性格の俺。

 


適当に歩けば、
適当なところで、
適当に「西寺はこっち」の表示が
出てくるだろうと思っていたんですが、
あにはからんや。

 



なんということでしょう。
行けども、行けども、「西寺」の表示は出てきませんでした。
ちなみに、このとき、脳裏には「あるこー。あるこー」の音楽がヘビロテ状態。 

 ◆T3. さんぽ (となりのトトロ~) 秋山カズ


いくらなんでも西に来すぎじゃないのか?

京都は碁盤の目って言うし
だいたい西寺ってどこだよってことで
西寺の位置がわかんなかったんでスマホで検索。 

 

 

西寺…あれ?出てきた…。

寺跡しかなかったんじゃないのか…と思いつつ
右往左往しながらも
スマホに写し出されるマップのとおりに歩くことにして。

 

 

だいたい、俺のスマホって
5年近くも使ってるやつだから、スペックが低すぎて、すぐ固まっちゃうんだよなあ。
でも、スマホがなかったら、道順なんて調べられんし、世の中、便利になったもんだようなぁ。。 

 

 

そろそろ。北進しないとね。
元来た道を戻りつつ。
ここの角? 

 



ここをまっすぐ行けば、西寺があるはず。

 飛べ!孫悟空 挿入歌 「ゴー・ウエスト」 ザ・ドリフターズ

 

 


「西寺」に到着。

 



をー。
東寺に比べたら、敷地面積があまりに小さい。

 

 


普通のお寺。
でも、やたら新しい。
最近、お堂を新築したようだ。

 


寺の隅の石碑に何やら西寺の文字もある。

そうか。
東寺は繁栄しまくらちよこだったんだけど
西寺は没落していったんだなあ。
栄枯盛衰、弱肉強食、盛者必衰…

 


( ´ー`)フゥー...
さ、東寺に戻ろうかね。
まっすぐ行けば、東寺の西門。
宝物殿も開館してるだろうし。

 

 

  

…で、これが「西寺」違いだったってことは、
東寺に戻ってから教えてもらってびびりまくり。
このお寺、確かに「西寺」なんだけど、
明治時代に「西寺」という寺号になったとかで、
もとは、「西方寺」というお寺だったらしいんです。

 

 【以下、参考】

宗教情報センターのサイトのテキストを概ね複写。
(西寺と西方寺のことを記していました。) 

テレビ番組ガイド・レビュー

日本国内で放送された宗教関連番組のレビューです。
知られざる物語 京都1200年の旅 「東寺に隠された 空海の法力伝説」
2011/10/11(木)22:00~22:54 BS朝日
番組公式
 歌舞伎役者・市川亀治郎氏が案内役をつとめる「京都1200年の旅」と題し、京都の歴史を寺社などを巡り紹介する番組。初回は京都・東寺と、かつて東寺と対をなしていたという西寺を取り上げる。794年、桓武天皇は平安京に遷都し、正門である羅城門の東に東寺、西に西寺をおいた。現在東寺は世界遺産に登録されており、東寺を与えられた僧侶・空海は、「お大師さん」などの通称で広く知られている。一方の西寺は衰退し、現在はわずかな史跡が残るのみとなっている。そして「弘法大師・空海に肩を述べる実力をもっていた」(番組ナレーション)という西寺の僧侶・守敏(しゅびん)の名が史上に登場することは少ない。番組前半で市川氏は東寺を訪れ、講堂・立体曼陀羅、五重塔といった文化財や史跡を紹介していく。境内を巡りながら東寺総務部長の砂原秀輝氏は「東寺には国宝は80、重要文化財2万5千件があり、日本の国宝の1割が東寺にあるといわれている」と説明する。また、東寺の最高責任者「長者(ちょうじゃ)」の砂原秀遍氏は、東寺・西寺は共に国家鎮護という役割のもとに出発し、その原点を守る東寺は後に(国を護るという意味の)『教王護国寺』に名前も改めた、と力をこめて語る。

 番組後半、市川氏はまず西寺跡に向かう。跡地は現在児童公園になっており、西寺があったことを示すものは、敷地内にいくつかの礎石と石碑があるだけ。東寺とはあまりにも対照的な光景が映し出される。その後市川氏は、守敏と空海にまつわる逸話が伝わると言う二条城近くの寺院、神泉苑を訪ねる。紹介される逸話は次のようなものである。「平安時代の大干ばつに際して朝廷は東寺の空海、西寺の守敏両氏に依頼し、神泉苑で雨乞いの儀式を行った。空海に負けることを恐れた守敏は、空海が呼んだ雨の神を封じる祈祷を行ったが、結果は空海の法力が勝り、降雨をもたらした。法力合戦に敗れた形になった守敏は恨みからある日、待ち伏せして空海の背後から矢を放ったが、地蔵菩薩が身代わりとなり無事だった。守敏はそれ以降、力を失ってしまった」。これに対し立命館大学文学部教授・本郷真紹氏は、当時の史料では「空海と守敏が法力合戦をしたということには全く触れられていない」と話し、法力合戦は東寺の隆盛に対する西寺の衰退の歴史に重ねる形で展開された説話ではないか、という見解を示す。また西寺が絶えた理由については、真言宗の隆盛に合わせて栄えた東寺に対し西寺には特長がなく、律令国家の衰退とともに衰えていった、と説明する。続いて番組は廃寺となった西寺の名を継ぐ寺院を訪ねる。もともと西方寺という名であった寺院を、西寺に思い入れのあった明治時代の住職がその名を消さぬよう、改称したという。ここには守敏が用いたとされる法具が伝わる他、境内に守敏像(江戸時代造)を祀るお堂がひっそりと建っている。番組ナレーションは守敏像を「やさしげな顔からは、空海と激しい法力合戦を繰り広げた僧侶の面影は感じられない」とし、住職の朱雀(すざく)裕文氏も「(守敏像を)見てもらったとおり、温和で芯の通った人だっただろうと思う」と話す。

 番組最後に市川氏は「歴史というものは勝者の側から作られる。歴史の勝者である東寺の側にたてば西寺とは葬るべきものであっただろう。しかし、それでもなお庶民の人気があったからこそ江戸時代に像が作られ、今に伝えられているのではないだろうか」といった感想を語った。
 番組は鎌倉時代には廃絶し、文献などの史料も少ないという西寺や僧侶・守敏にスポットを当てている点が見所といえるだろう。また一方で、東寺の住職や長者の話からは、歴史の中で消えていった西寺に対し、現在まで隆盛を保ち続けている東寺への誇り、そしてその礎を築いた空海への敬意といったものが強く感じられ、これも印象的であった。

*追塩千尋「西寺の沿革とその特質」『北海学園大学人文論集』23・24には、西寺衰退の理由として、番組では言及されていない右京の地下水位の問題などが指摘されている。同論文では、真言宗の拠点として発展していった東寺に対し、宗派色を帯びることのなかった西寺の方が国家鎮護という当初の目的を維持していた可能性についても述べられている。また守敏という僧侶の実在も疑義を多く残している。

 

 


20160321-04…鎌達稲荷

2016年03月21日 | 2016

「西寺」はとても小さなお寺だった。
東寺の南大門よりも小さく見えた。
栄枯盛衰…歴史ってもんのすごさの感傷に浸りつつ、東寺に向かって東進。

 

 

交差点でふと右を見ると、稲荷神社がある。
こういうところを歩くのも、そうそうないことなんで、せっかくだから寄ってみることにした。
この時、俺は地図を見てないんで、
稲荷神社のすぐ横が、俺の行きたかった「西寺跡」だとは気がついておらず
「西寺」を訪れた満足感でいっぱいでした。 

 

 

 

陰陽師の「阿部清明」って、「安倍清明」と同じ人物なんだろうか…。
阿部清明でググってみると、「安倍清明」の検索結果になってしまう。 

 

 

 

お参りをして、そそと東寺に向かってさらに東進。
隣接している「西寺跡」に、まるで気がつかず。
鎌達稲荷をあとにしました。 

 


20160321-05…東寺Part2

2016年03月21日 | 2016

 

 

 


東寺西門通りを歩いてみると、突き当りが、本当に、東寺西門。
名は体を表すというが、「おー、案内版どおり!」だったことに感動。
さすが京都。
碁盤の目。
東寺の入口の西門は、東側の入口に比べたら、めちゃくちゃ地味目。
勝手口って感じだ。 

 

 

境内は桜も咲いていれば

 

 

赤い実もなrっている。

 

 

善男善女が弘法大師様にお参り。
弘法大師=空海。
いくつも名前があると。誰が誰だかわかんなんなっちゃう。(俺だけ?)
真言宗ってわけだいね。 
密教ってわけだいね。 

 

 

この時期は宝物館が公開されているので、それを拝見。
羅城門と西寺へ行ったのも、東寺の宝物館の開館時間に合わせる為。
時間調整のおかげで
宝物館を訪れるタイミングもバッチグー。
まさしくいま学芸員さんのお話が始まることろ。
幸運なことに東寺の学芸員さんの解説付きで宝物館内を見ることができた。 

 

 

上の写真の「兜跋毘沙門天」の左手に持っている宝塔は複製品。
ホンモノは、あろうことか、昭和43年に盗難されたとかで
このほど40数年ぶりに、宝塔が複製され、一般公開されたとのこと。 

ちなみに、
正月の京都・都七福神めぐりの東寺「毘沙門天」は、
上の毘沙門天様のことらしいです。
 

 

 学芸員さんの言葉で印象に残ったのは
「東寺は2つのゾーンに分けられていて、
一般ピープルの生活に根付いたゾーンと
宗教としてのゾーンに分けられている」
と言ったふうな言葉でした。(←俺の解釈です。)

簡単に言うと、無料ゾーンと有料ゾーン。(身も蓋もない言い方)汗。


学芸員さんと質問まじりの会話の中…
俺「さっき、羅城門跡と西寺にも行ってきたんですけど、西寺は新しいお堂でした。」
学「え?西寺は寺跡しか残っていませんよ」
俺「東寺西門どおりの突き当りに西寺があったんですが…」
学「西方寺さんが西寺と称していますが、もともとの西寺は西寺跡しか残っていません。」
学「東寺西門どおりには面してないんで、ちょっとわかりづらいかもしれませんね。」

顔がひきつる俺。
この会話で、ピーンと来た。
たしか、稲荷神社の横に公園らしきものがあった。
あれだ…。
ああ、もう。悔しいったらありゃしない。 
しっかり調べてない俺も悪いんだが、
先ほど訪れた西寺が「現在、西寺と称するお寺」だとは夢にも思わなかった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

五重塔の1階は、正月に公開されています。(でも、正月は宝物館は公開されていません。)
出し惜しみする東寺さん(罰当たりな言い方)
あと一か月遅ければ、桜がそれはそれは見事なんでしょうなあ。
 

 

 

 

 で、今回は「少子房」というところも公開されていました。
 

 

入口の門をくぐると中は、こんなふう。
写真右手には、本坊(事務所?)があり、人がいるようでした。 

 

で、また門をくぐるとこんなふう。
なんかの魔除けの鬼瓦なんでしょうね。
迫力があったので、写真を撮ってみました。 

 
お寺のガイドさんが、何度も、
「東寺にはいくつも門があるけれど、国宝なのは、この門だけ。」
と教えてくれました。
すんません、なんで国宝なのかわかんない…汗。
どこかすごいの?
↓↓ 国宝。 

 
下の写真の門は、たぶん勅使門。
 

 

 

迫力あるね。

 

 

 

 

 

 

今度こそ、西寺跡を訪れるようと、
さっき入ってきた、東寺の西門から出ました。
ついでに、さっきの国宝の門を道路側から見てみることにしました。 
↓ 道路側からだと、こんなふう。 


ひぇぇぇ。
何の変哲もない普通の門にしか見えないんだけど…
でもしっかり、案内板には「国宝・蓮花門」って書いてある。
見る人が見れば、素晴らしさに平伏すような、素晴らしい門なんだろうなあ。
でも、俺にはわからん。 

 

 

国宝の門もみたし、西寺跡へ歩を進めようとしたら
何やら、人の行列が…。
並んでる人に、「美味いんですか?このお店」
と尋ねたら、「美味しいですよ~」と答えてくれたので
西寺跡も忘れて、俺も行列のひとりになりました。

牡丹餅ときな粉のまぶしてある牡丹餅を購入です。

 




さ、西寺跡へ。今度こそ。
ゴーゴーウェスト!