久々に、県立美術館に行ってきた。
特別展で「NHK日曜美術館30年展」をやっていたのだが、
それよりも、企画展「日本画の名品 ―夏を楽しむ―」の
横山大観の「群青富士」が見たくって。
↑ 横山大観「群青富士」(六曲一双のうち右隻)
想像していたよりは、遥かに大きく
くっきりと鮮やかな群青色で描かれた富士。
とても力強く太い線で描かれた富士。
余分な装飾を一切削ぎ落とされた富士。
ああ…
なんでこんなふうに描けるのでしょう。
文字以外の表現方法を持つ方々って、ほんとすごいと思います。
我ら衆生は、その文字での表現でさえも手に余るというのに。
右隻の画像しか見つけることができませんでしたが
やはり左隻の緑山があってこそ、右隻の富士が映えるってもんでしょう。
夏真っ盛りの富士!(←あえて「!」)って感じです。
企画展は、いましばらくは継続するようなので、観にいってください。
あ、ついでといっちゃなんですが
秋野不矩さんの「青年群像」(だっけ?)も展示されてました。
こちらの不矩インディアイエローもすげーなぁ。
秋野不矩美術館もそろそろ行かなきゃなぁ。(ボソ