さらさらさらさら。
いつのまにか今年が新年になろうとしている。
時間は絶え間ない。
無限に落ちていく砂の時計のよう。
連続していてどこかに区切りがあるというわけではない。
老けたと実感した一年でした。
でも、まだ衰えたとは感じられなかったのが救い。
(「衰え」なんて書いてるようじゃ先が思いやられるか。w)
思へばこの世は常の住み家にあらず
草葉に置く白露、水に宿る月よりなほあやし
金谷に花を詠じ、榮花は先立つて無常の風に誘はるる
南楼の月を弄ぶ輩も 月に先立つて有為の雲にかくれり
人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか
これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ
幸若舞「敦盛」の一節
いよいよ俺も50の年を迎えます。
みなさん、よいお年をお迎えください。