Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その70

2008年06月26日 | 制作裏話
「デスゴジ クリアレッド」「デスゴジ シャイニングレッド」編 Part.6

●ラメ入りでキラキラ「シャイニングレッド」
 当初「クリアレッド」と同時発売を予定していたのが「デスゴジ シャイニングレッド」でした。前に書いたように、予定していた昨年夏のワンフェスには間に合わず、通販からの販売となりました。ワンフェスで購入を予定されていた方には予定外の送料負担をおかけする事になり、お詫びを兼ねて期間限定でこの「シャイニングレッド」をお求めの方には特製のカードファイルをおまけに付けさせていただきました。
 成型色は「クリアレッド」と全く同じ赤のクリア成型ですが、こちらには金と赤のラメが混合して入っています。爪や背びれの塗装もそれに合わせるように金で塗装しています。
 弊社のデスゴジ初のクリア成型は一昨年発売の「シャイニングオレンジ」でした。この時はオレンジのクリア成型に金のラメを入れて作ったのですが、この時「ラメの入っていないのは作らないんですか?」というご意見をいくつかいただきました。別に「デスゴジはやっぱりラメが入っているのが嬉しいんですよね」という声も多く、赤のクリアで作る時は同じ成型色でラメ入りとラメなしの両方を作りたいと私個人も思っていたのです。
 やはり皆さんがおっしゃるように、デスゴジにはラメ入りがよく似合います。特に赤系、オレンジ系ならなおさらです。この「シャイニングレッド」は赤と金の両方のラメを入れているんですが、赤だけだとラメが目立たなすぎるし、金だけだと奥の方に入ってしまうラメの影が金に見えなくて黒っぽくなってまるで砂でも混じってしまったかのように逆に暗く見えてしまうのです。ですから混合は正解でした。不思議なもので近くで見ると金のラメが良くわかり、離れてみると微妙な反射で赤のラメの方が良くわかります。
 ラメが入る方がいいのか入らない方がいいのかは、皆さんそれぞれのこだわりと好みがあると思いますが、一見すると似たような感じになった「クリアレッド」と「シャイニングレッド」、微妙な作りの差が違う雰囲気を出していた事がわかっていただけたと思います。