制作裏話「キングギドラ スタンダードカラー」編 Part.6
■目とキバの塗装
「キングギドラ スタンダードカラー」を発売して何人かのお客様に聞かれたのが、目の色とキバの色です。
劇中の「初代キングギドラ」の目は朱色がかった赤系の色ですし、キバの色は金色です。意外にも知らなかった方が多かったようです。
頭が小さいので映像で見ても気がつかれないと言う理由もあるかもしれませんが、原因はそればかりではないような気がします。
ムック本等に掲載されている写真は加工されている場合もあるし、カラーではなく白黒写真が多いせいもあるでしょう。後の作品でのキングギドラの目は赤くはないせいか、他社さんの多くのギドラソフビが目の白目部分をシルバーや白にしていたり、キバをシルバー等で塗っているのが多いのです。これらの先入観で初代ギドラの目やキバの色を知らなかった、もしくは勘違いされていた方が多いのでしょう。
昨日書いた全身のゴールドの塗装のこだわりもそうですが、劇中で見られる初代ギドラとしての各所のこだわりをもう少し捨てて、全身のゴールドをきれいにムラなく、しかも明るい金で塗って、目の色も赤くはなく白等で塗るといった『ゴジラ対ガイガン』の時のような明るいキングギドラの色にしたら、弊社のキングギドラももっとカッコよくなったかもしれませんね。
でもそれをやったら他社さんと同じような雰囲気になっちゃいますから……。
ちなみに目やキバの塗装も外注でお願いしましたが、マスク塗装でしたからいつものように一体一体納品後に筆で細かく修正しております。
でもゴジラに比べて頭が3つですから、作業量も3倍です。
子供の頃は3つの頭なので斬新でカッコ良いと思いましたが、この時ばかりは3つの頭は「もうイヤ!!(担当者・談)」でした(笑)。
■「スタンダードカラー」を作ってみて
この「キングギドラ」はとにかくたくさんのこだわりがありました。特にこの「スタンダードカラー」はそうですし、後の各カラーバリエーションもいろいろとこだわりがあります。
ディフォルメソフビですから、何でもかんでもこだわるのもどうかと思いますし、マニアックになり過ぎるのも独りよがりだと思います。
いつもの事ですが、そのバランスと言うのが難しく、臨機応変に対応して調整していく事が必要ですね。リアルにはリアルのこだわり、レトロにはレトロのこだわりがあって当然ですし、なければつまらないものです。Gメモリーズセレクションシリーズには、それ独自のこだわりやアレンジがあって然るべきだと考えますが、それぞれの商品やテーマに応じてそのレベルや程度は変えていくものだとも考えます。
造形的にも配色的にもいろいろとこだわりすぎだと思われた方もいらっしゃったかもしれませんが、弊社としてはほぼ思う通りのキングギドラになった「スタンダードカラー」です。
制作過程では各作業で慣れない事が多く、勉強になる事も多々ありました。そういう意味でも愛着のある商品となりました。
でも正直な所、作るならゴジラの方が心身共にストレスがたまらないのが本音です(笑)。
■目とキバの塗装
「キングギドラ スタンダードカラー」を発売して何人かのお客様に聞かれたのが、目の色とキバの色です。
劇中の「初代キングギドラ」の目は朱色がかった赤系の色ですし、キバの色は金色です。意外にも知らなかった方が多かったようです。
頭が小さいので映像で見ても気がつかれないと言う理由もあるかもしれませんが、原因はそればかりではないような気がします。
ムック本等に掲載されている写真は加工されている場合もあるし、カラーではなく白黒写真が多いせいもあるでしょう。後の作品でのキングギドラの目は赤くはないせいか、他社さんの多くのギドラソフビが目の白目部分をシルバーや白にしていたり、キバをシルバー等で塗っているのが多いのです。これらの先入観で初代ギドラの目やキバの色を知らなかった、もしくは勘違いされていた方が多いのでしょう。
昨日書いた全身のゴールドの塗装のこだわりもそうですが、劇中で見られる初代ギドラとしての各所のこだわりをもう少し捨てて、全身のゴールドをきれいにムラなく、しかも明るい金で塗って、目の色も赤くはなく白等で塗るといった『ゴジラ対ガイガン』の時のような明るいキングギドラの色にしたら、弊社のキングギドラももっとカッコよくなったかもしれませんね。
でもそれをやったら他社さんと同じような雰囲気になっちゃいますから……。
ちなみに目やキバの塗装も外注でお願いしましたが、マスク塗装でしたからいつものように一体一体納品後に筆で細かく修正しております。
でもゴジラに比べて頭が3つですから、作業量も3倍です。
子供の頃は3つの頭なので斬新でカッコ良いと思いましたが、この時ばかりは3つの頭は「もうイヤ!!(担当者・談)」でした(笑)。
■「スタンダードカラー」を作ってみて
この「キングギドラ」はとにかくたくさんのこだわりがありました。特にこの「スタンダードカラー」はそうですし、後の各カラーバリエーションもいろいろとこだわりがあります。
ディフォルメソフビですから、何でもかんでもこだわるのもどうかと思いますし、マニアックになり過ぎるのも独りよがりだと思います。
いつもの事ですが、そのバランスと言うのが難しく、臨機応変に対応して調整していく事が必要ですね。リアルにはリアルのこだわり、レトロにはレトロのこだわりがあって当然ですし、なければつまらないものです。Gメモリーズセレクションシリーズには、それ独自のこだわりやアレンジがあって然るべきだと考えますが、それぞれの商品やテーマに応じてそのレベルや程度は変えていくものだとも考えます。
造形的にも配色的にもいろいろとこだわりすぎだと思われた方もいらっしゃったかもしれませんが、弊社としてはほぼ思う通りのキングギドラになった「スタンダードカラー」です。
制作過程では各作業で慣れない事が多く、勉強になる事も多々ありました。そういう意味でも愛着のある商品となりました。
でも正直な所、作るならゴジラの方が心身共にストレスがたまらないのが本音です(笑)。