Part.2 赤いゴジラ
■実は悩んだバージョン名
多くのゴジラファンにとって「赤いゴジラ」というと、「デスゴジ」だけを思い浮かべる事でしょう。
しかし、この時の「サイキックバージョン」のように、他のゴジラでもこうして赤で表現されているゴジラはある訳です。
仮に「ゴジラの赤いのを作ってみたい(ほしい)」となっても、テーマやシチュエーションから外れて「なんとなく」だけで塗装や成型色で「赤」を表現したくはないので、こうして正当な(?)理由で「赤いゴジラ」を作る事ができるのは正直嬉しかったりします。特別「赤」が好きという事でもないのですが、いつもとは違う色合いですので新鮮ですし、気分も若干明るくなります。
もう一つ嬉しいのは、2010年12月23日にも書きましたように、個人的に小高恵美さんのファンでもあるので、三枝未希につながるゴジラを作れる事でした。
結果的に「サイキックバージョン」とはなりましたが、企画から東宝への申請直前まで、バージョン名はずっと悩んでいました。「テレパシーバージョン」や「精神感応バージョン」「関空建設予定地バージョン」等etc。でも私個人は心の中では真剣に「ビオゴジ 三枝未希ちゃんと心が通じちゃったバージョン」なんですもの。
そしてこれを「福袋」に持ってきたのは、単純に正月らしく明るくおめでたい感じに合うだろうという事でした。