今日からは「新春ゴジラ福袋2011」(完売)に在中していた「ファイナルゴジラ ブラックバージョン2」の制作裏話を書きます。こちらの商品はシークレットとして事前公表をしていなかった商品です。テーマとなったシチュエーションや商品の配色やこだわりは、2011年1月21日の記事、3月25~27日の「こだわり」をご覧下さい。
Part.1 テーマ
■作りたかったこんな「ファイナルゴジラ」
こちらの商品は「バージョン2」とあるように、以前発売した「ファイナルゴジラ ブラックバージョン(1)」のマイナーチェンジ版です。
先に「ビオゴジ サイキックバージョン」の方を「福袋」在中と決めていたので、こちらは後から決めたものです。「ビオゴジ」はシチュエーションテーマ的にもシンプルな配色の方が良いと判断して企画していたので、もう一方の商品は対照的になるように逆に塗装に凝ったものにしたいと考えました。(その考えは後で自分の首を絞めることになるのですが…)
しっかりと凝った塗装のゴジラという事で真っ先に思いついたのが、以前からやってみたいと思っていたメタリックな「とにかくかっこ良さ」に重点を置いた「ファイナルゴジラ」でした。
いくつかある近未来を描いたゴジラ映画の中でも『ゴジラ ファイナルウォーズ』は、世界観の表現が他のゴジラ映画とは違いいろいろと近未来感をしっかりと描いています。そして劇中で見られるゴジラは(あくまで個人的主観ですが、動いていないと強くは見えないのですが…ごめんなさい)とにかく強くて敵をなぎ倒すようにぶっとばしていきます。そんなゴジラを表現したいという思いは、「バージョン(1)」の時からずっと思っていました。
ですからあくまで私個人の全体的なイメージとしてちょっと趣味に走ってしまって申し訳ない気持ちを持ちつつも、「近未来の世界のとにかく強いゴジラ」をテーマとした訳です。