2 発売後の反響
以前書いた「こだわり」にもありますように、この「スタンダードカラー」を作ったのは、オーソドックスなカラーリングの幼虫がほしかったというのもありますが、まだまだ誤解されている幼虫の事をもっとしていただきたかったという気持ちもあります。
実際、お客様からは「双子の違いがあったんですか?」と複数聞かれましたし、他メーカーさんからも聞かれた事がありました。「そこまでこだわる人なんかいないよ」と言われたり、「マニア過ぎるよ」と鼻で笑う方もいましたが、多少は双子の違いなどがわかったもらえた方もいらっしゃるので、その点は作ってよかったと思いました。
今だから言えますが、歴代のGメモリーズの中で、許諾の申請時に違いやデフォルメの加減など、最も時間と手間をかけて事細かく東宝、当時の担当の方に説明したのはこの「モスラ幼虫」なのです。
ゴジラに比べれば、正直売れるペースも数も及びません。中にはわずかではありますが「ゴジラは集めていないけどモスラだけ集めてるんです」という方もいらっしゃいます。嬉しい事に「普段はゴジラ以外は買わないけど、ゴジラと並べたいのでGメモリーズのだけは買いたくなりました」とおっしゃっていただけた方もいらっしゃいました。
まあ、一番はお求めいただいた方々が「モスゴジ」と合わせて楽しく遊んでいただければ一番嬉しいわけで、購入後にお客様から「早速モスゴジとならべました」「ジオラマにしちゃいました」など、そういうお声を聞くとこちらも楽しく聞かせてもらえるわけです。
でも一番商品化されて喜んでいるのは私かもしれませんね(笑)。
作っている過程では、実に楽しいんです。「キングギドラ」や「メカゴジラ」は塗装時にたまに(たまにですよ、たまに…笑)「しんど…」という時があるのですが、「モスラ幼虫」は塗装も楽しいんです。
愛おしいんです。なぜだか自分でもよくわかりません。
以下、「モスラ幼虫」についての参考にされて下さい。
●「モスラ幼虫」見聞録
●その1 ●その2 ●その3
●その4 ●その5 ●その6
●「誕生バージョン」「岩島戦バージョン」のこだわり
●その1 ●その2 ●その3 ●その4
●その5 ●その6 ●その7
●「スタンダードカラー」のこだわり
●その1 ●その2 ●その3
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