ミレゴジ ファイアーバージョン編 Part.2
●炎をイメージしたボディの塗装
何をモチーフにするのか決まった「ミレゴジ ファイアーバージョン」ですが、このカラーリングの表現の最終決定にはいつもより時間がかかりました。
基本は炎の照り返しを全身に浴びた、いわゆる「ファイアーなゴジラ」です。どんな色を成型色とし、どんな色で彩色すればその表現ができるのか考えなければなりません。シンプルなレトロタイプのソフビであれば、成型色を真っ赤にして部分部分を金等でアクセントをつければそれっぽくも見えるでしょう。しかし、Gメモリーズセレクションとしてはそういったシンプルな配色は似合いませんし、ポスターや劇中シーンの色にできる限り近くしたいと思っていました。
そこでゴジラソフビとしては珍しく全身をエンジ色で作る事にしました。ダークグレーに赤い炎の光が映し出された時の色に近くするためです。そしてその炎のイメージを強調するために、ボディの見えやすい所にのみ薄くしたオレンジゴールドをスプレーする事にしました。この「薄く」というのが意外と大変です。油断すると濃く吹き付けてしまいがちです。弊社の技術的な問題もあるのでしょうが、濃度をバランスよく薄く吹き付ける事にいつになく慎重になりました。
目はイエローベースに赤を塗り、瞳は黒で。「ブルーバージョン」の時と同じように黒目部分はマスク塗装ではなくぼかしてスプレーしています。炎の照り返しを意識して目全体はクリアを増やしてツヤを出すように塗装しています。これらの色や塗り方は、少しでも実写ポスターの色に近づけるためである事は言う間でもありません。
(2011.4.30更新)
「ミレゴジ ファイアーバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。
●炎をイメージしたボディの塗装
何をモチーフにするのか決まった「ミレゴジ ファイアーバージョン」ですが、このカラーリングの表現の最終決定にはいつもより時間がかかりました。
基本は炎の照り返しを全身に浴びた、いわゆる「ファイアーなゴジラ」です。どんな色を成型色とし、どんな色で彩色すればその表現ができるのか考えなければなりません。シンプルなレトロタイプのソフビであれば、成型色を真っ赤にして部分部分を金等でアクセントをつければそれっぽくも見えるでしょう。しかし、Gメモリーズセレクションとしてはそういったシンプルな配色は似合いませんし、ポスターや劇中シーンの色にできる限り近くしたいと思っていました。
そこでゴジラソフビとしては珍しく全身をエンジ色で作る事にしました。ダークグレーに赤い炎の光が映し出された時の色に近くするためです。そしてその炎のイメージを強調するために、ボディの見えやすい所にのみ薄くしたオレンジゴールドをスプレーする事にしました。この「薄く」というのが意外と大変です。油断すると濃く吹き付けてしまいがちです。弊社の技術的な問題もあるのでしょうが、濃度をバランスよく薄く吹き付ける事にいつになく慎重になりました。
目はイエローベースに赤を塗り、瞳は黒で。「ブルーバージョン」の時と同じように黒目部分はマスク塗装ではなくぼかしてスプレーしています。炎の照り返しを意識して目全体はクリアを増やしてツヤを出すように塗装しています。これらの色や塗り方は、少しでも実写ポスターの色に近づけるためである事は言う間でもありません。
(2011.4.30更新)
「ミレゴジ ファイアーバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。