Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

GMKゴジラのこだわり その4

2007年07月25日 | 新作商品情報


 GMKゴジラの足の大きな特徴は何と言ってもかかと部分の圧底の足です。これも恐竜や巨大動物がイメージらしいのですが、このような足をしているゴジラはこのGMKゴジラだけです。ツメもまた恐竜らしく他のゴジラにない形をしています。
 もちろんソフビ化にあたってこれらの部分も作るのは当然なのですが、作ってみてまた新しい発見がありました。本等の写真で見るとこの足の特徴の一つである圧底はよく目につきます。しかし立体で作ってみると思いのほか目立ちません。せっかくの大きな個性がなぜ埋もれてしまうのか…。
 おそらくその原因はデイフォルメの造型です。4~5頭身だし、いつも全体的に部分部分の個性を強調して作るので、そこに目が行ってしまい、どうしても影になりがちなかかと部分に目が行きにくいのです。はじめは足全体ののバランスを考えて、着ぐるみスーツにならってかかとの厚さの比率を合わせて作りました。ですからその後にほぼ50%増しぐらいでかかとの厚みを足して修正しました。
 それによって足の角度が変わるため、姿勢全体に影響が出るので足そのものの修正が大変でした。
 しかしそのおかげでそれなりに圧底が目につくようになり、GMKらしくなったと思います。

 余談ですが、大きく発達した犬歯、手のツメ、背びれ、足のツメやかかと等…、巨大肉食動物の特徴として「なるほど」と言える説得力のある造型です。造形的にはこれが一番のGMKゴジラのイメージなのかも知れません。陸上巨大動物としては説得力あるけど、基本は海中にいるだろうゴジラとしてはどうなのかな…!?とふと思ってしまいました。まあ元々がそういうのを気にしない存在だし、GMK劇中としては気にならないのでOKなのでしょう。
 
(2008.7.1更新)
「GMKゴジラ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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