Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ギドゴジVSキングギドラ

2011年11月11日 | Gフォトギャラリー


 現在発売中の「ギドゴジ スタンダードカラー」を使って、劇場公開用実写版ポスターをイメージしたお遊び画像を作ってみました。
 VSギドラは弊社では作っていませんので、初代「キングギドラ スタンダードカラー」(完売)をアレンジして画像加工してデザインしてみました。ある意味ドリームマッチですね。

そフビ制作裏話 その262

2011年11月09日 | 制作裏話


Part.5 塗装作業



■懐かしさと楽しさ
 スケジュールは厳しいものがありましたが、配色を考えている時は楽しいものでした。
 弊社のソフビゴジラの第一号の「キンゴジ グリーンバージョン」とほぼ同じでいこうという企画でしたから、5年前に行った作業を思い出しました。ボディに塗装したグリーンの調合比は記録を残してはいないので、近い色を再現するのに多少塗料を犠牲にしてしまいましたが、自分が担当したスプレーの際は「ああ、あの時こんな感じだったような気がするなぁ」と感慨深いものでした。
 5年前はとにかく「商品としてお求めいただけるのだろうか」とい一番の不安を抱えながら無我夢中でしたから、塗装色そのものよりもあの当時の気持ちの方を思い出したものでした。
 形状が違うので完全な比較はできませんが、塗装にかかる作業時間をトータルすると、5年前の当時よりは効率も上がったし作業時間も短くできるようにはなっています。慣れもあってか、少しはうまくはなっていると思うのです。
 そういった事も再確認できた商品でした。

 ベースの色は「こだわり」にも書きましたが、あのジラースの襟巻きがヒントです。
 最初はどんな色にしようか、なかなか決め手がなかったのですが、たまたま昔いつか改造してゴジラにしちゃおうと買っておいたジラースの食玩を見て「おお、これだ!」とひらめいたものでした。
 こういう「遊び」ができたのも楽しい作業でした。

 余談ですが、以前お求めいただいたお客様で「正しいシェー!がわからなくて…」と、イベントで展示してある見本のポーズを一生懸命覚えようとされていた方がいました。でも、無理に「正しい」を追求されなくてもいいと思っています。自分が一番納得できるポーズで楽しんでいただければ、それがベストだと思います。
 どうしてもこだわるのでしたらDVD等であのシーンを静止画にして、それを見ながら決められたらいかがでしょう?

「大戦争ゴジラ グリーンバージョン」は発売中です。ご希望の方は弊社までお電話でお申し込み下さい。

そフビ制作裏話 その261

2011年11月08日 | 制作裏話


Part.4 スケジュール



■年末発売の難しさ
 この「大戦争ゴジラ グリーンバージョン」は年末の慌ただしい時期という事で、細かないレギュラーが多々重なり、発売が少しだけ遅れてしまいました。
 年末はいつも忙しいのはどこも一緒だと思いますし、弊社も例年のようにデザイン業務でもソフビの制作販売業務でもスケジュールのやりくりを先々から逆算して立ててはいます(なかなかその通りにうまくいったためしがないのですが…泣)。
 弊社の年末というのは、基本的にデザイン業務では前倒しが多くなる事があげられます。ソフビに関しては、年末年始の休みもある事から通常より早めに1月発売商品の準備をしなくてはなりません。が、ほとんど毎回1月は福袋ですので、生産個数はいつもより多いし、包装だけでもいつもより時間も手間もかかるのでよりハードスケジュールになります。さらには新規造形商品の原型制作の追い込みの時期が重なるので、しっちゃかめっちゃか(死語?)になるわけです。
 この時の一番の発売の遅れの原因は、翌年発売することになる「メカゴジラ」でした。いずれまた別の機会に詳しく書きますが、弊社で一番原型に時間をかけた商品でしたので、予想を大幅に上回る遅れで、それが他の業務にも影響した訳です。そのためこの「大戦争ゴジラ グリーンバージョン」も若干発売が遅れてしまったのです。
 人数としてはごくわずかですが、一部のお客様には予定より1週間程お待ちいただきご迷惑をおかけ致しました。反省するばかりです。
 弊社のソフビはこれまでほとんど予定日通りに発売してきましたので、この「グリーンバージョン」の印象となると発売日を過ぎてしまった事を思い出してしまうのでした。

ソフビ制作裏話 その260

2011年11月07日 | 制作裏話


Part.3 「ゴジラのシェー!」を知らない人



■ここから興味を持っていただければ…
 昨日ゴジラがシェー!をしていた事を知らない若い方もいらっしゃるという事を書きましたが、日頃イベント等では聞かれない限りはこちらからは説明等はしないようにしています。
 元々「シェー!」は赤塚先生のギャグですから、そこから説明し始めてもナンセンス。イベントでは一見さんやゴジラに詳しくない方には見たままで商品を判断して、そこからご自身で「ゴジラのシェー!」に興味を持ってもらいたいと思っているからです。
 とは言うものの、さんざんこのGメモリーズブログでは過去「シェー!」についていろいろと書きました(2008年10月8~10日掲載&2010年11月19~22日掲載)。おそらくはここを見ている方というのが、弊社商品のお馴染みさんかゴジラが大好きでしょうがない方ばかりだからだと思うからです。
 一見さんやゴジラに詳しくない方が興味を持っていただいてから、ここをご覧いただいて「ゴジラのシェー!」のいきさつやら当時の事等を知っていただけた方がゴジラの世界を楽しめると思うからです。
 ましてやこの「グリーンバージョン」やその前の「ブルーバージョン」等は、配色での昭和の玩具をイメージしたノスタルジックな雰囲気を出すべくして企画したものなので、ほんのちょっぴりのタイムスリップをしていただければ嬉しい訳です。
 結果的にトータルで弊社商品に興味を示していただければもちろん嬉しいし、弊社とは関係なく『怪獣大戦争』に目が行き他のゴジラ作品にも……となればゴジラファンが増える訳ですから、それはそれでまた別の嬉しさがあります。

ソフビ制作裏話 その259

2011年11月05日 | 制作裏話


Part.2 イベント販売時



■「つかみ」としての役割も!
 ゴジラが「シェー!」をする事は今でもインパクトがあるようです。

 この「大戦争ゴジラ」の発売を開始して以来、常に販売できるバージョンがなくなる時期がなく、何かしらのバージョンを続けて発売させていただいています。と言うのも意図的にそうしているのです。(エンドレスに続けるつもりはありませんのでこの「グリーンバージョン」後はしばらく予定してません。)
 理由はイベントでの販売の際です。

 イベント報告でいつも展示風景の写真を掲載しているように、イベントでは発売中商品を並べてお客様の皆様に見ていただいております。その中ですぐに目につくものは限られています。特に弊社のゴジラたちは、劇中シチュエーションをモチーフにしたカラーリングのものが多いし、ポーズも比較的オーソドックスなものに統一しているので、正直全体的に色が地味になりがちです。
 この「大戦争ゴジラ」のシリーズは、他の弊社のゴジラたちに比べて比較的色が明るいし、ポーズもポーズなのでその中でもかなり目立つ方です。
 特にあまり弊社商品の事をご存知ない方や頻繁にお求めにならない方にとっては、「あ、ゴジラがシェーをしている!」となるのです。動きに「遊び」があるので目がそちらに行きやすいという事がわかります。
 特にゴジラに詳しくない方にとっては、今でもゴジラの「シェー!」は新鮮のようですし、女性の方々に「かわいい!」と声をかけていただく事は今でも珍しくはありません。
 さらに最近は、おじさんファンにはちょっと驚きですが、若い方でゴジラが「シェー!」をしていた事をご存知ない方もいらっしゃいます。ウソみたいな話ですが、ゴジラの「シェー!」は単なる弊社のおふざけと思っていた方もいらっしゃったぐらいです。
 いずれにしてもイベントでの展示の際の「つかみ」としては、かなり存在感として役立っているゴジラなのです。
 そして、そこから弊社商品に興味を持っていただくきっかけにもなっているのです。

ソフビ制作裏話 その258

2011年11月04日 | 制作裏話


Part.1 「遊べる」素材

 今日から昨年12月から発売を開始した「大戦争ゴジラ グリーンバージョン」の制作裏話を書きます。
 こちらの商品は現在発売中です。ご希望の方は弊社までお電話にてお申し込み下さい。




■企画して楽しむ遊び心
 この商品は『怪獣大戦争』劇中での「シェーポーズ」をしているシチュエーションをディフォルメの中で商品化したものです。
 カラーバリエーションとしては4つめとなるのですが、公開当時劇場に見に行った子供の頃の気持ちや雰囲気を思い出せるようなものとして作りたいという思いで企画しました。
 ご覧いただいてお分かりのように、弊社商品としては珍しい劇中のワンシーンのゴジラです。それでいて手足を動かしてポーズを自分の好きなように変えられる遊べるゴジラなのです。そしてコミカルなゴジラです。
 そういう意味でもこの「シェーポーズ」の「大戦争ゴジラ」は、カラーリングのバリエーションとしても「遊べる」素材であると考えています。
 この「遊べる」という部分が、企画していつもとは違う楽しい要素でもあるのです。

 発売のきっかけやカラーの詳細等は、以前書きました「こだわり」(2010年11月26日~12月3日掲載)をご覧下さい。
 ちょうどGメモリーズセレクション5周年直前という事で、原点回帰という部分も含めて、弊社のソフビ商品第一号である「キンゴジ グリーンバージョン」(完売)にかなり近い配色にしています。これはある意味Gメモリーズだからできる「遊び」と言えます。
 ノスタルジックを感じていただけるような全体的配色も、ベースの塗装もある意味「遊び」心での発想です。
 そういう意味で楽しい企画でした。

メカゴジラ誕生祭

2011年11月02日 | ニュース


メカゴジラ3作の上映イベント



 明日11月3日は東京・銀座シネパトスで「メカゴジラ誕生祭」が開催されます。
 歴代のメカゴジラが登場した3作の上映、豪華なキャスト・スタッフをゲストに迎えてのトークショー、限定品の発売等、ゴジラの生誕記念日に一日メカゴジラでいっぱいです。

 この日から「平成ゴジラ パーフェクション」の発売日が情報解禁という事で、会場では告知パネルが展示される予定です(先日のバーニングマガジンの裏表紙のアレンジですので、もちろんデザイン担当は弊社です )。

●詳細はこちらまで
http://tdcast.exblog.jp/13798464/

全国のゴジラ○○

2011年11月01日 | 代表羽沢のG雑感
他にもある!? 全国のゴジラ○○

 昨日書いた「ゴジラ岩」が気になったので、ちょっとだけネットでいくつか探ってみました。
 能登半島にも「ゴジラ岩」があるらしいし、和歌山には「ゴジラの背びれのような岩」もあるようです。
 これらはみんな長い年月をかけて自然にできたもの。
 観光地として紹介されているもの以外にも、探せばまだいろんなこういった「ゴジラ○○」が全国にはあるんでしょうね。
 人工的に作ったものも含めるとさらに増えるでしょう。神奈川にも「ゴジラの足跡」がありますしね。
 でっかいお世話ですが、東宝非公認のものも多いでしょうからその辺はどうなんでしょう!?

 秋田の「ゴジラ岩」は一般に知られるかなり前から、元々地元の人たちが勝手にそう読んでいた所、口コミで少しずつ広まっていつのまにか観光地扱いになったもの。ちなみに秋田のお年寄りが言うと、訛って「ゴズラ」に聞こえます(笑)。
 こんな風に「ゴジラ○○」と言われる場合、他の怪獣や恐竜でもなく「ゴジラ」になるのは言いやすいし、伝えやすいからなのでしょう。「ゴジラ」という言葉が怪獣の代名詞のように使われている事なのだと思われます。特に田舎の子供や年配の方にとっては、怪獣というと「ゴジラ」ぐらいしか思いつかないのかもしれません。
 龍の名前がついた名所は各地にありますが、キングギドラで例えられた話は聞かないし、針葉樹林の名所では「アンギラス林」なんて言われるわけないし、「ヘドラ沼」なんてあったら逆にひんしゅくだろうし…。
 こういう所でも、やっぱりゴジラの知名度ってすごいんだなぁと思うばかりです。

 とにかく日本各地にたくさんいるゴジラ。Gフォースがいくつあっても足りませんね(笑)。