シリーズ3作目がやっとでました。
3冊並べてみると、赤・青・黄と同じシリーズに見えないのです。書店で探すとき気を付けないと見過ごしてしまいます。
例によって帯の文章が内容を簡潔に表しており、とても好感が持て「読んでみたい」と思わせます。
1作目:魔術師エベネザムと不肖の弟子「ちょっとユルめの笑えるファンタジイいかがですか?」
2作目:魔術師エベネザムと詩を詠む悪魔「勇者も悪魔も一緒くた!みんなで楽しめるファンタジイあります。」
3作目:魔術師エベネザムと禁断の都「花もフェレットも踏み越えて、魔術師と弟子はどこへ行く?」
このシリーズに、指輪物語のガンダルフやアーサー王の物語のマーリンのような魔法使いを期待してはいけません!
とにかく人間臭い考え方で、魔術師エベネザムは商売として魔法を使うのです。もちろんこの物語の真の目的は、自分の病気を治す(くしゃみを止める)が第一であり、それ以外はついでという感じです。
それでも、他の人々と目的が違っても解決手段が同じならとても頼りになる存在なのです。
物語は、次から次へと色々な問題が発生しますが、ちゃんと解決していきます。その時のエベネザムの考え方は、各チャプターの初めに書かれている心得帳が参考になりそして、思わずニヤリとします。
さて皆さん!このシリーズを読みますか?読みませんか?読むならば急いで書店へ向かうべし!