今朝は、月齢28の月の出を撮ろうと多峯主山に登ったが雲が多く撮ることができなかった。自宅出発時点でかなりの雲量で、天気が快晴に向かう事を期待して歩き始めたのだ。
しかし寒波が来ているという天気予報と裏腹に、曇りのためか妙に温かい。案の定、多峯主山へと続く山道は先日来の雨で濡れてぬかるんでいる。いつもなら寒さで手がかじかんでしまう所だが、あまりのの暑さで上着のフードを取り、手袋を外して汗を拭う。年末の轍を踏まぬよう再度手袋をはめ、凍傷防止に努めたが、その必要も無い暖かさであった。
多峯主山の頂上について地平線付近を見るも雲が厚く月の出は確認できず、6時過ぎに高く上がった月が雲の切れ間に見えてきた。
本日はネットで注文し、水曜日に届いた800mmのミラーレンズのファーストライトであったが、いかんせんF8の暗さでマニュアルフォーカスはピント合わせに難儀した。また、感度をISO400まで上げて撮影しても、露出時間が10秒だと月が微妙に流れてしまう。半月から満月なら問題ないと思うが、夜明け前の暗い夜空で綺麗な月の写真は少し難しそうである。これは今後の課題であり、納得できる写真が撮れるまで掲載は控えることとする。
早朝散歩の常連の御婦人方が西の空に見える星について質問ししてきた。朝か夕方かはっきり聞かなかったが、朝なら木星で夕方なら金星だろうと伝えた。帰宅中にふと自分の答えの間違えに気がついた。朝見えるのは木星では無く土星のはずだ。あの有名な環が見えないので素人には判らないだろう。(今年は環を横から見るので消失したように見える)明日、自分の間違いと、この貴重な時期であることを教えてあげよう。また、先日の武甲山に沈む月の写真を分けて欲しいと頼まれた。素人写真家としてはこの上なく嬉しく名誉なことである。
明日の月の出は6時頃である。再度月の出写真に挑戦だ。この事を常連さんに伝え、曇り空の多峯主山を後にした。途中男坂で、雲の切れ間からオレンジ色に輝く太陽が一瞬顔を出した。「まぁこういう事もあるさ!」明日に期待。