今朝は昨日までの寒さから一変してとても温かい朝でした。
多峯主山までの山道は満月に照らされ、とても歩きやすかった。
日の出までの間、西の空に明るく光る月をバックに頂上の山名案内板を撮影する。
写真を見るとまるで昼間のようであるが、夜明け1時間ほど前である。夜である証拠に星が写りこんでいる。月自体の形と色が判るように写してしまうと、ほんとうに真っ暗な夜の風景になってしまうのだ。月は大きな天然のレフ板だという事が分かる写真である。
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さて東に目を向けてみると、温かいためか地平線付近には靄がかかっている。雲は無く、太陽の強い光は減光され地平線から昇って来る所も撮影できた。温度差のためか今日の太陽は扁平していた。残念ながら、弱い光と白い霞で写真は眠いイメージとなってしまった。
十分な太陽光の強さを感じる高度まで昇った所の写真を掲載する。
2007年11月18日午前5時20分、太陽系第一惑星(水星)の撮影に成功した。
中央で青白く光り輝くのはおとめ座のスピカである。水星は左下地平線から約10度の高度でやや赤く光っている。右上の台形に並んだ4つの星はカラス座?で、金星はこの写真には入っていないがさらに上空でギラギラと白く輝いている。
惑星ぜんぶ見ようよ☆キャンペーンに参加している。これで、百太郎はシルバー認定証をゲットした。
今朝4時に起床し、天を見上げると相当量の雲が空を覆っている。諦め一旦寝床に潜り込んだが、今日に限って二度寝ができず起きることにした。
ダメもとで日の出撮影の機材を持ち、多峯主山へと向かった。以前にも、曇り空でも日の出の時間だけ日がさす場合があったから望みを捨てずに頂上を目指した。
頂上に着き東の空を見ると、地平線付近に雲があり、その上は晴れ間がある。更にその上には厚い雲。これならば期待が持てる。しかし2週続けて撮影を休んだので、太陽の昇る位置か皆目見当が付かない。池袋のサンシャイン60の北か南か?はたまた後ろから昇るのか?
日の出時間までの間に、夜明け前の秩父の山並みを撮影した。中央の山が武甲山だと思う。
撮影中に後ろを振り向くとすでに太陽が地平線から顔を出していた。慌てて、東側に移動し三脚を固定し直して撮影開始。
結果はサンシャイン60の南側(右)であった。今年もサンシャイン60の後ろから昇る太陽の撮影はできなかった。次は1月の終わりから2月にかけてである。「よし!来年こそは」と意気込んでいる。
地平線より上にたなびく雲から再度顔を出した太陽を撮影し、本日の日の出撮影を完了した。