仙人の森

多峯主山の仙人、百太郎のブログです。

サンシャイン 2057

2007-04-26 22:28:56 | 映画

土日の代休で仕事を休み映画を久しぶりに観た。
今日の映画は、真田広之が出ている「サンシャイン 2057」である。

私の評価は次の通り
物語:★★
映像:★★★★
音楽:★★★★★
俳優:★★★★★
買い:★
DVDが出ても買わないと思います。

オフィシャルサイト http://movies.foxjapan.com/sunshine2057/
ストーリーは比較的単調で、色々な物語(映画)を足して割ったような感じである。
SF物のようで実はサスペンス物?アクション物?ヒューマニズム物?ある意味お買い得セットである。
SF物としてみた場合、何故太陽の活動が50年後に弱まってしまったのかが全く説明されていない。つまりここで既にSF色が薄れ、未来を舞台にした単なる物語になってしまっている。また、太陽の弱まった活動を地球にある全ての核兵器を使っても太陽の活動を活性化することはできないはずだ。(量が少ないし、重元素が増えたら余計に太陽が不安定になる)
今の核兵器の主流はプルトニウムを使った核分裂による兵器である。太陽は今現在も50年後も水素を核融合させエネルギーを取り出す天然の水爆である。

サスペンス物として見た場合、イカロス1号の謎の遭難と正体不明の生存者と遭難原因がそれなりに面白くもあり十分楽しめる。
アクション物として見た場合は、ややアッサリである。正体不明の生存者が居る事が分かるまでは、エイリアンのような感じである。イカロス2号の乗組員がどんどん命を失って行く処など酷似している。

ヒューマニズム物としてみた場合、真田広之扮するカネダ船長が船体修理で殉職することにはじまり、最後の手動による核爆弾の点火など「あんたが、ヒーロー!」という感じで人により好き嫌いがあるかもね!

さて一番期待していた映像に関してだが、太陽の描き方や水星の様子など可もなく不可もなくである。宇宙船イカロス号の形状や機構に関しては文句無し!理屈に合った良い出来だと思います。

おまけ!
1:遭難したイカロス1号を見つけ調査に行く処は、幽霊船が出てくるえいがのパターンだね。
  おまけに、遭難信号をキャッチして云々など、エイリアンそっくり。
2:イカロス1号から2号へ戻る時に、ハッチを爆破し宇宙服無しで真空中に飛び出し乗り移る処は2001年そっくり
3:最後に核弾頭を手動で点火する処はアルマゲドンそっくり!

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