あれまぁ・・・不覚にも寝坊して月の出を撮影できませんでした。それでも上の写真の様に光り輝く金星と月齢27.8の月、更には水星も一枚の写真に収める事が出来ました。常連さんと暮れから来ている飯能市では有名な写真家さんは、月の出時間には間に合ったそうですが雲が厚く撮影不能との事でした。
今朝は昨日(元旦)と違い、程良い雲が東の地平線付近に在り期待した通りの状況になっています。ラジオ体操が始まる頃から三々五々人が登って来ます。三脚を立てて日の出撮影をするのは百太郎と日高の常連さんと写真家さんの三名で、その他の人達は携帯やコンパクトデジカメでの撮影の様です。
地平線からの雲の高さが太陽の視直径分位あるので、この段階で既に日の出時刻を過ぎています。雲の縁が金色に光り輝き出し、上空の薄い雲が黄金色に染まります。新宿のビル群が黒いシルエットになって画面を引き締めます。
太陽が雲の上まで昇って来ると明る過ぎてファインダー内が見難くなってしまいます。昨日の飛行機雲のアクセントは偶然のサプライズプレゼントでしたが、所詮人工物です。今朝の雲は自然の物、思い通りになる事が少ないからこそ毎週末多峯主山の頂上まで夜道を歩いて写真を撮るのです。
今朝は3時に起きたものの、出発は4時近くになってしまった。暮れから頻繁にやって来る常連さんは、3時には多峯主山の頂上に到着して月の出を撮影されていた。「う~んとても太刀打ちできない。」
いつもの朝と違い、街はライトアップされてとても明るい。普段は見る事が出来ない照明は一体どこのビルだろうか?ビルが白い照明で縁取りされている。
無論東京タワーも派手な電飾でひときわ目立っているのだ。高層ビルの展望ラウンジは正月早朝の営業なのか明かりが燈っている。
しかし東京スカイツリーは工事中のため明かりは点灯していない。そして今年最初の日の出は、何時もに無くとても素晴らしい日の出であった。
欲を言えば写真としてもう少し雲が欲しい所なのだが・・・南東の空には月と並んで金星が光り輝いていたのだが、6時ころから新宿上空に見えた星はやはり水星の様だ。当初ずいぶん高度が高いので別の星かと思っていたのだが、1月9日に西方最大離隔を迎える水星は10度近くまで昇っていたのだ。明日は月と近づくので撮影には絶好のチャンスなのだ。