四季のつれづれ

移りゆく季節の中で感じる喜び・・・

俳句教室

2011-07-09 18:54:24 | 俳句
昨日、今日と二か所の俳句教室へ~
いつものことながらあせります…

そんな中から
若葉の頃は多彩な緑に覆われていた山も夏になれば濃い緑に…

  濃き緑一色となる夏の山

凌霄花(のうぜんか)の花は散っても散っても花を咲かせます

  凌霄花散り敷きてなほ盛りなる

立葵は天に向かって元気よく咲き登っていきます。

  咲き登る意思の強さや立葵



古市の古墳群のそばをよく通ります。

  万緑のかたまりであり古墳群


捩花(ねじばな)

2011-06-22 18:38:04 | 俳句
あまりお手入れのされていないお庭に捩花を発見!
旺盛な繁殖力に近頃では雑草の仲間入り。
俳句では文字摺草(もじずりそう)とも呼ばれている。


天に伸びる螺旋に願いでもかけて見ましょうか…

  おもてうら無き花なりし文字摺草

俳句教室

2011-06-11 18:50:33 | 俳句
昨日、今日と2日続けて俳句教室。

今朝は梅雨の中出掛けることに…

  梅雨入るやぱっと明るき傘を買う

  出掛けるにひと手間かかる梅雨の朝

  銀ねずの梅雨のとばりにつつまれし

田植えの済んだ田んぼには余り苗がかためて植えてある。

  出番なく色褪せてゆく余り苗

  まだ出番あるやもしれず余り苗

今日の教室には花菖蒲が飾られて…

  花菖蒲水の化身と思へけり

紫陽花の句もひとつ。

  紫陽花も俯く長き雨となり

今日見かけた柏葉紫陽花。



俳句教室

2011-05-14 17:37:32 | 俳句
今日は俳句教室。
立夏も過ぎ、季節は夏。
街の中を見回しても、季語はいっぱいあるのだが…



  大てまり花の重さにうつむきぬ



  指尺でおよそ一尺藤の房


  透く若葉そよぐ若葉や並木道

  家中に風を通して夏立ちぬ

雪♪

2011-02-11 13:39:14 | 俳句
朝起きたら外はすっかり雪景色。
何やら童心に帰ったようにうれしい。
ベランダから下を見ると、もう子供たちは元気いっぱい!


木も綿帽子。


ところが出掛けるとなると、話は別。
今日は俳句教室の日なのだ。
バイクで15分ほどだが、顔をたたきつける雪。
メガネにも雪が当たり、時々拭いてやらなければならない。
滑るのではないかと、運転もへっぴり腰

今日の出句は…

  明日は雪言はれて目覚む夜半かな

  午前四時雨から雪へと変わりけり

  街灯下斜めに雪は降りにけり


俳句教室

2011-01-14 16:40:35 | 俳句
今日は参加している句会グループの初句会。
先週の土曜日には、もうひとつのグループの初句会があり、
日曜日には「河内野」の初句会もある。

新年ということで、句材も多いのだけれど、
それだけに詠みつくされた感じで、似たりよったりの句となってしまう。

でも条件はみな同じ。
今年もがんばりましょう!!

  しんがりの肌になじみし初湯かな

  藁といふ優しき匂ひ注連(しめ)飾る

  男の子育てし昔独楽まわし

  山河けふ凛々として寒に入る

  山茶花に山茶花の花降り積もる


八尾市文化芸術芸能祭2010

2010-11-01 09:31:03 | 俳句
昨日10月31日から当市の文化芸術芸能祭が始まった。
手芸、クラフト、絵画、書道、写真などの展示部門。
ダンス、演奏、舞踊などの芸能部門。
そして、俳句、短歌の発表部門と多種にわたって繰り広げられる市民文化祭だ。



まず、昨日行われた発表部門。
俳句は8月に募集があり、過去に2度、市長賞をいただいたこともあり、
今年も張り切って応募してみたものの…
応募作
  遠花火ためいき分の音のずれ
  雨上がり勝どきのごと蝉の声
  もう二度と戻らぬ主蝉の穴

このうち遠花火の句が一人の選者先生に選んでいただいたのみとなった

発表が行われた後、今度は市の俳人クラブ主催の句会が開かれた。
出句作は
  一本に梯子三日目松手入
  今年米一粒たりとも零すまじ
  対話ともとれる菊師のひとり言

そのなかの対話とも…の句が
今度は何と、何と俳人クラブ賞なるものをいただいた


枚方の菊人形が今年再開されているとか…
その時の菊人形を作られる菊師さんの様子をテレビで見て作ったもの。

俳句を作っていても時々八方ふさがりになって、止めようかと思うこともしばしば。
そんな時にこういう賞をいただくと、続けなさいと言われているようで
また、新たな一歩を踏み出せる。
まだまだ頑張りま~す!!

俳句教室

2010-10-10 13:58:07 | 俳句
今月の俳句教室は8日、9日と二日続けてあった。
いつものことながら、前日、当日になって大慌てとなる

8日の句会では5句、9日は10句提出。
でもそれ以上の句を作っておかなければならない。

今月は曼珠沙華で攻めてみた。

  夕暮れて色濁りたる曼珠沙華

  一斉といふ咲きやうに曼珠沙華

  石仏を首まで埋める曼珠沙華

  蕊の先露を宿らせ曼珠沙華


俳句教室

2010-09-12 19:52:06 | 俳句
俳誌「河内野」の中の二つのグループに籍を置いているのだが
金曜、土曜と二日続けて俳句教室となった。
時期にあった俳句を、と思うと間近になってから
必死に作らなければならない。
ない知恵を絞る…結構タイヘンなんです

 爽やかに五感の精度戻りけり

   暑さにフーフー言っていましたが、やっと五感も
   生き返ったようです… 


 意志のある生き物のごと秋出水

   先日の台風の影響で関東地方の水害大変でしたね。


 邯鄲(かんたん)の身の丈を超す音色かな

   邯鄲は秋の虫。体長は1,5センほどのホントに小さな虫。
   でもきれいな鳴き声なのです。

「河内野」主宰の句碑建立

2010-08-23 09:30:24 | 俳句
22日所属している俳誌「河内野」の主宰、山下美典先生の句碑が建立された。
すでに八尾市内に二基、今回三基目の句碑が信貴山朝護孫子寺に建立され
昨日は除幕式だった。
合わせて除幕記念として、信貴山千手院で句会が催された。
今回、句会のお世話をする当番に当たっていたため、
みなさんよりかなり早く信貴山に到着。
早朝の信貴山をまず参拝。


新しく句碑が建てられた辺りから…


主宰は毎月、信貴山のまだ更に山の上にある空鉢堂へのお参りを
続けておられて、それがご縁の今回の句碑建立。
ちょうど空鉢堂への登り口に建てられた。


その後の句会では200名もの参加で会場はぎっしり。
クーラーも効いていないかと思うような熱気だった。