火がまだ鎮火しないうちから、ご近所の顔なじみの野次馬にまじり、自転車に家財道具一式くくりつけ、公園を常宿としているとおぼしき輩が何人も来た。近くにはホームレスが寝起きできるような公園はないので、遠くから煙を見かけて集まったのか、はたまたツィッターを介してなのか、これが火事場泥棒なんだ、と思ったらちょっと気味が悪かった…。確かに家の玄関も履き出し窓も全開、多くの消防士が出入りするなかで、それらしい格好をして紛れ込んでしまえば泥棒なんて簡単にできる現場です。なけなしの財産が気が気でなかった私は、鎮火を待って急いで家の中に入らせてもらって通帳や印鑑、保険証に保険証券を普段買い物に持って行くエコバッグにかきこむように入れて出てきました。盗まれるのも嫌でしたが、消失したりして再発行などめんどくさいのだけはゴメンだ、と思っていたのでした。その後24時間は消防士さんが交替で立ち番(家につないだままおいてきたやえの遊び相手を時々してくれたそうです
)、お巡りさんもパトロールに来てくれていましたが、パトロールも間遠になって来ると、まだ時々現れるホームレスの姿を見てちょっとぞっとするのでした。
)、お巡りさんもパトロールに来てくれていましたが、パトロールも間遠になって来ると、まだ時々現れるホームレスの姿を見てちょっとぞっとするのでした。