英国ボーディングスクール&ティーンエイジャー&お菓子教室

長女の英国ボーディングスクール留学準備に奔走中。自宅で開いている小さなお菓子教室、子供、愛犬のあれこれも綴ります。

ハルピンに行きました

2013-01-06 22:34:39 | 旅行

行った人は誰もが、氷祭りの会場の滑り台で子供がいっぱい遊んで楽しかった、というので、年末にハルピンに行きました。出発の日は青島は朝から雪。ちらつくことはあっても積もることはない青島の雪ですが、この日はなぜかずっと降りしきり、積もる積もる・・・昼過ぎまで空港は封鎖、最終的に8時間遅れで夜7時に着いたハルピンもこの日は雪が降っていました。ガイドに聞くと零下30度。現地の人ですら「今日は寒いです。」空港から車で市内に向かいましたが、市内に入ってくるとイルミネーションがなんとも幻想的で美しい!もともとロシア人が作った町ですから、異国情緒にあふれています。翌日は旧満州鉄道の鉄道局や社宅跡などを見に行きました。今でも現役の鉄道局に使われているので写真撮影は禁止でした。他にも日本人街だったところやロシア人居住地など、建築を見るだけで楽しそうなところはあったのですが、とにかく寒くて散策などとてもできず、スルーしてしまいました。有名な氷祭りはイルミネーションされてこそ、ということなので、夕方から見に行きました。これはこれで見たことのない世界で、ただただ、きれいでした。一見の価値あり、です。でもどうにもこうにも寒くて、みんなが言うほど会場では遊ぶこともできずに、一通り回って帰ってきてしまいました。翌日は帰りのフライトの時間まで、メインストリートにお土産を買いに行きました。当時一番の目ぬき通りだったところは、建物がやはりすべてロシア風。古くからのものもありますが、新しい建物でもロシア風のものでないと建てられないとかで、景観をよく維持してあります。「東洋のパリ」と言われるのもわかります。ただ、きれいな観光地で楽しい気分になった一方で、異国情緒のある町があるということは、他国に支配された歴史があるということなんだ、ということにも思い至りました。ハルピンは最初はロシアに支配されましたが、伊藤博文が暗殺されたというハルピン駅を見たときには、そこに日本の歴史の一端がしっかりと残っているのだ、と感じました。中国国内は比較的沿海部の都市を旅行してきたので感じるのかもしれませんが、ハルピン、大連はロシアや日本、青島はドイツ、香港はイギリス、上海に至ってはイギリス、フランスなど列強と言われた国々、と、異国情緒のある町=他国に支配された歴史なのだ、と思うと同時に、中国の歴史の激しさも感じるのでした。日本の横浜や神戸の異国情緒とは違うのです。

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