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7月28日(月)は早朝から雨模様。
おかげさまで神宮周辺の空気は澄み渡っていました。
宇治橋の様子を動画にしてみました。
→早朝の宇治橋←
修養団からは約150名が行事に参加しました。
全国から集まった特別神領民の結団式が開催されました。
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二千人がひく荷車ですが
幸運なことに先頭を担わせて頂くことができました。
綱の切り口にある「260」の数字は
綱の長さが260メートルという意味。
一本の綱に内、外で五百名毎、二本で二千人になりますね。
纏や幟を持たせて頂きました。
ひゃ~。。。感謝、感謝。。。
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白石を白布に包んで
いざ御新殿へ。。。
御垣内の瑞垣内に緊張しながら足を踏み入れました。
荘厳な雰囲気にうっとり。。。
そして、熱いものがこみ上げてきました。
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行事全体を通じて
時間が止まってしまった不思議な感覚に包まれていました。
式年遷宮は天武天皇がお定めになって以来
万代不易の制度として伝えられてきました。
日本固有の文化を護り、継承すること。
二十年に一度、御社殿を新しく造り替える式年遷宮は
皇租の天照大御神が常に
みずみずしくあってほしいと願うと同時に
私たち日本民族のの祈りが込められていると感じます。
西洋の「石の文化」に対し日本は「木の文化」といわれます。
神宮の建物は
掘立柱(ほったてばしら)に萱葺(かやぶ)き屋根という
実に素朴な建物です。
ピラミッドやギリシャ神殿のように
ヨーロッパや中近東では石を用いて建築物や工芸品を作りました。
建てたときは永久不滅のものだったのでしょうが
その多くが今では廃墟になっています。
しかも
建物が壊れて廃墟になっただけではなく
その多くは
信仰や精神も消滅しているようです。
日本人は
物も心も有限であるという考え方が基底にあり
有限であるがゆえにたえず新しいものに更新し続け
後世に伝えていく努力と作業を繰り返してきました。
結果として常に瑞々しい形を保ち続けるとともに
技術も物も心も永く久しく伝えられ今に至っています。
「いにしへの姿のままにあらためぬ
神のやしろぞたふとかりける」
(明治天皇御製)
◎第六十二回神宮式年遷宮御白石持行事報告以上
身が引き締まる想いです。
ありがとうございます(#^.^#)
日本人が大切にしてきたものを体感できる行事です。
一人でも多くの方に参加して欲しいと思います。