63才の私は、髪を黒く染めています。
男の人で髪を染めるのは、少数派でしょう。
一割前後だと思います。
僕は染めています。
なぜ髪を染めるのか?
僕はこの歳になって、女性にモテたいとは思いません。
髪を染めるのは、仕事のためです。
社長である僕が営業を背負っている以上、ほかの同業者ではなく、お客様が僕を選んでくれる理由が必要です。
その一つが、見てくれです。
やはり、さえない老人よりも、ハツラツとした青年の方が選ばれます。
勿論、仕事の経験年数、知識、コミュニケーション力など、さまざまな面を見られて、お客様は判断されます。
見てくれは、最低限の関門というべきでしょうか。
だから、見てくれにも気を遣うのです。
それと対照的な人間はだれか?
引退した人です。
仕事をしない人は、全く見てくれに関心がなくなります。
髪を伸ばして後ろで束ねてみたり、好き勝手になります。
だから、仕事をしていない老人と仕事をしている老人とは、一目で区別がつきます。
仕事をすることによって、生き方にも張りをもたらしてくれるのですね。