僕が子供の頃は、田舎ではこんな言葉をよく耳にした。
「若いのに働きもせず、ブラブラして」
テレビのドラマでも常套句ではなかっただろうか?
僕もそういう考えが、当たり前のように思っていた。
これは、若い人は働くの当たり前で、老人は働かなくてもよい、という固定概念から生まれてくるのもだと思う。
しかし、僕も60才を超えるとその感覚が少し変わってきた。
なぜなら、老人と呼ばれる人が、みな若いのだ。
僕が子供のころ抱いた老人のイメージと今の僕自身のイメージとはかけ離れている。
「若いのに働きもせず、ブラブラして」の若いのにという条件がなくなってしまった。
僕の事務所の隣に70~75才くらいの人が一人暮らしをしている。
その人を見ても、「健康なのに働きもせず、ブラブラして」と思ってしまう。
しかし、この世は自由なので、勿論言わないが、聞かれたら
言う。
「健康なら、働け」と。
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