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🎨🎨ピカソ🎨🎨

2018-06-05 18:59:39 | お話
🎨🎨ピカソ🎨🎨


フランス🇫🇷の劇作家📖モリエールは、

「学ばずして、すべてを知る🌟ことが、偉大な芸術家🎨の特徴の1つである」

と言っているが、

人間の持つ能力🌸は、学習によって後天的に習得✊されるものであり、

生まれつきの天才🌟は存在しないと私は考える。😊🎵


脳🌀の発達する幼い頃に、どのような環境🍀で、どのような情報💻を得て、

どのように感性🌸が育まれるかによって、その人の能力✊はつくられる。

このことは、20世紀最大の画家ピカソ🎨の生い立ちからもうかがえる。😊


ピカソは、言葉🍀を覚える前に絵🎨を覚えた🌟と言われている。

スペイン🇪🇸には長い渦巻きの形をしたチュロスというお菓子🍪があるが、

幼いピカソは、螺旋🌀を描くことでチュロスを食べたい✊と意思表示🌸した。

最初に口👄にしたのは鉛筆✏️を意味する「ピス」というスペイン語で、

「ピス」と言うたびに母親は鉛筆✏️を渡してくれ、

ピカソは飽きることなく絵🎨を描き続けた。☀️


学校🏫へ上がってからも、ピカソは絵🎨ばかり描いていた。

教科書📖の余白は絵で埋め尽くされたが、

読み書き計算🔢はまるでできず😵、
アルファベットの順序を覚えることすらできなかった。😵

ピカソがなぜそこまで絵🎨を描くことに夢中🌀になかったかといえば、

画家🎨の父親がいつも絵筆✏️を握っているのを見ていたからである。


幼い頃の環境🍀がピカソ✨の才能🌸を育んだのである。

彼の家族は、決して絵🎨を描くことを禁じたり🚫、

勉強を押し付け👉たりはしなかった。😊

父親は、息子ほどの画才🎨があれば必ず将来✨立派🌟な画家になるだろうと期待を寄せ💕、

母親も、我が子は何をやっても最高👑の能力を発揮🌟するだろうと、その将来を信じて🍀疑わなかった。✊

一家🏠を挙げてピカソ✨の才能🌸を称賛💕してやまなかったのである。☀️


ピカソが10歳になると、父親は自分が教師🌸を務める美術🎨学校🏫に我が子を入れ、

学校でも自宅でも徹底的💢に絵の基礎を教え込んだ。

生涯🍀に二万点もの作品を描いたピカソだが、

実は描いたデッサンの数も膨大😵であった。

父親のもとで徹底的💢に基礎を養ったからこそ、

ピカソ✨はその才能🌸を大きく開花させることができたのである。


そうした父👨と子👦の関係は、ピカソが13歳の時に転機🔄を迎える。

ピカソ✨が描いた鳩🐦の絵を見て👀、我が子が、自分の力量を凌駕している😵ことを悟った父親は、

自分の絵筆✏️を息子に譲り💕、

以来絵を描くことを一切⚡️やめて✋しまったのである。😊🎵

類似したエピソードは、レオナルド・ダ・ビンチ🌟にもある。

アンドレア・ヴェロッキオというフィレンツェ🏡の有名な画家🎨に弟子入りしたレオナルド🌟は、

ヴェロッキオから制作中の『キリストの洗礼』に天使👼の絵を描くように言われた。

でき上がった絵を見て👀、弟子が自分の才能をはるかに上回って⤴️いることを悟ったヴェロッキオは、二度と絵筆✏️を取らなかった。


ピカソ✨が幸せ💕だったのは、同じ絵の道を歩んでいた父親が、

我が子の才能🌸を素直🍀に認め、いたずらに矯正しなかったことである。😊☀️

教えることばかりが、父親の役割🌸ではない。

我が子の素質✨が開花🌸するよう温かく見守る✊ことも父親👨の役割であり、

愛情💓の表現💚であると私は思う。😊🎵


(「致知」六月号 木原武一さんより)