花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

横浜 こども植物園

2008-01-10 | Weblog
                             【メタセコイア】

お花の無い季節には温室を思い出すのですが、沿線にある植物園は「こども」向きだと思っていたのですがnetで見てみると、お散歩に好いかもしれないと行って見ました。
起伏が上手く利用されていて狭いと言われつつも楽しむ事が出来ました。

石造りの重厚な門を入ると下り斜面に【メタセコイア】が稜線を綺麗に並べて天を突いています。
300万年ほど前に絶滅したと思われていて、化石植物と言われていました。

左手の平坦な一番広い所に【バラ園】がありますが、春に再訪する事に決めました。
     

【メンデルのブドウ】
エンドウの交雑実験で遺伝の法則を発見したオーストリアの植物学者メンデルは、ブドウでも交雑を計画し何種類かのブドウの品種を修道院に植えていました。
1913年にメンデルゆかりの地を訪れた植物学者三好学博士は、記念にその一枝を譲り受けて送ってもらいました。
小石川植物園では「メンデルのブドウ」として栽培し、当園に寄贈されました。枯れ枝のような先端に数枚の葉が残っていました!
     

ブドウなどの果樹が緩やかな勾配の畑に、今は殆どが葉を落として春を待っています。其の中で【ブルーベリー】が鮮やかでした。
     

【ニュートンのリンゴの木】
イギリスの物理学者アイザック・ニュートンが、万有引力を発見するきっかけとなった彼の生家のリンゴの木は、1814年に枯れてしまいましたが枯れる前に接木したものがイギリス国立生物学研究所及び 他にも植えられていて、研究所所長サザランド卿から日本学士院院長柴田雄次博士に送られてきた苗が、接木繁殖してその内の一本が当植物園に寄贈されました。
     

果樹園を背に登り勾配を歩いていると、散り敷いた枯葉を集めている人達に出会いました。腐葉土を作るのでしょうか。
左手の平坦な土地にコの字型に垣根の植物が見えています。数点を貼付して見ましょう。
【ヒイラギモクセイ(モクセイ科)】
ヒイラギとキンモクセイの雑種と考えられ、丈夫で日陰にも強い。
     

【サネカズラ(マツブサ科)】
常緑の蔓植物。日向 日陰どちらにも向く。別名ビナンカズラ。
     

【ムベ(アケビ科)】
常緑の蔓植物 葉陰に白緑色の花を付け実は食べられる。
     

もう一段高い所に薬草園がありました。
【なぎなたこうじゅ(枯れていますが面白い形をしています)】
葉 茎は利尿、発汗、解熱薬として使われます。
     

【メギ(メギ科)】
目の病気にこの枝を煎じて洗眼します。目木。
     

【リュウノウギク(キク科)】
葉を揉むと竜脳(ボルネオ樟脳)に似た香りがします。高級香料や薬剤とする。
野菊に分類され、花色は冬になると淡紅色に変わる。
     

【クチナシ(アカネ科)】
実を薬や染料にします。熟しても割れて口を開かないので口無しと名付けられた。
     

次に興味のある形や謂われ 始めて出合った植物を載せてみます。
【ウグイスカグラ(鶯かぐら)スイカズラ科】
鶯の啼く頃に咲き始めるそうです。今は2~3個だけ咲いていました。
     

【ナギイカダ(ユリ科)】
葉の先端は棘で葉は枝が変形したもの、その一部から花が咲き果実を実らせる。
     

【コトネアスター(バラ科)】
又の名を”オータムファイアー”と呼び、地面を這って伸びて鮮紅色の実を沢山付けます。
     

植物園の第一目的は、温室の花たちを見たいためでした。かなり下のほうにガラス張りの家が見えていますので、では取って置きの温室にいざ!
四方がガラス張りの扉を開けて オャッ 先ず殆どがサボテンで埋まっていました。いいでしょう・・・私の思い違い。誰も花がありますよなんて言っていないのですもの。
【温室のサボテン】
     

植物たちをユックリ見ていて、お正月の慌しさを洗い流してもらった気持ちになりました。冬枯れの植物園も又良きかな・・・かな。  




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