鎌倉唯一の尼寺・英勝寺において、大貫明彦氏のご講話と今秋国の重要文化財に指定を受ける英勝寺伽藍を、特別拝観することが出来ました。
又 徳川初期に鎌倉の地で生き抜いた「英勝院」 そして忠長の供養塔を建立した「松孝院]に思いを馳せ徳川ゆかりの寺院も訪ねて来ました。
✿英勝寺 [山号寺号]東光山英勝寺 [宗派]浄土宗 [開基]英勝院尼 この寺院は 太田道灌の屋敷跡と言われています。開基英勝院は徳川家康の側室で お勝の方といい、道灌四代の孫の娘で家康死後出家して英勝院と呼びました。寛永13年、三代将軍家光から祖先の地をを賜り英勝寺を創建し、水戸家初代の息女を開山に迎えました。以後水戸家ゆかりの寺として代々水戸家の姫君が住職を努めました。昔は水戸御殿と呼ばれ、格式の高いお寺で「三葉葵の紋」と「桔梗門」を掲げた総門です。
✿英勝寺伽藍 祠堂 英勝院の墓塔、位牌を祀る建物。保護のため外側を鞘堂によって覆われています。江戸時代初期の霊廟建築を表し、日光の東照宮を連想します。
広大な領域には多くの建造物や鐘楼、石塔、 石仏、流水や池等々・・・広大な竹林が素晴らしい。
✿薬王寺 [山号寺号]大乗山薬王寺
徳川家とは縁が深く、徳川三代将軍 徳川家光の弟、駿河大納言忠長は聡明であり、父母の愛も家光より勝っていたため、家光に疎まれ 高崎城にて自害しました。正室松孝院[織田信長曾孫の娘] は夫忠長の霊を慰める為、供養塔を建て多額の金子と広い土地を寄進しました。