花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

鎌倉 徳川ゆかりの女性達の寺院へ

2013-10-31 | 鎌倉の四季

鎌倉唯一の尼寺・英勝寺において、大貫明彦氏のご講話と今秋国の重要文化財に指定を受ける英勝寺伽藍を、特別拝観することが出来ました。                             

  

又 徳川初期に鎌倉の地で生き抜いた「英勝院」 そして忠長の供養塔を建立した「松孝院]に思いを馳せ徳川ゆかりの寺院も訪ねて来ました。

✿英勝寺  [山号寺号]東光山英勝寺  [宗派]浄土宗  [開基]英勝院尼            この寺院は 太田道灌の屋敷跡と言われています。開基英勝院は徳川家康の側室で お勝の方といい、道灌四代の孫の娘で家康死後出家して英勝院と呼びました。寛永13年、三代将軍家光から祖先の地をを賜り英勝寺を創建し、水戸家初代の息女を開山に迎えました。以後水戸家ゆかりの寺として代々水戸家の姫君が住職を努めました。昔は水戸御殿と呼ばれ、格式の高いお寺で「三葉葵の紋」と「桔梗門」を掲げた総門です。

✿英勝寺伽藍 祠堂                                             英勝院の墓塔、位牌を祀る建物。保護のため外側を鞘堂によって覆われています。江戸時代初期の霊廟建築を表し、日光の東照宮を連想します。

     

                                                   

  広大な領域には多くの建造物や鐘楼、石塔、 石仏、流水や池等々・・・広大な竹林が素晴らしい。

     

 ✿薬王寺 [山号寺号]大乗山薬王寺

 徳川家とは縁が深く、徳川三代将軍 徳川家光の弟、駿河大納言忠長は聡明であり、父母の愛も家光より勝っていたため、家光に疎まれ 高崎城にて自害しました。正室松孝院[織田信長曾孫の娘] は夫忠長の霊を慰める為、供養塔を建て多額の金子と広い土地を寄進しました。 


バルビゾンへの道

2013-10-21 | 風情ある街並み散策

    

山寺 後藤美術館コレクション展を拝館しました。 日本にこのような美術館があることも初めて知ることになり感銘溢れる時が流れました。

カミーユ・コロー  フランソワ・ミレー  ジョン・エバレット・ミレー 私の大好きな画家の作品もあっつて・・・多分想像はしていたのですが、現代画も良いけれど、私の今の心情に相応しい繪に出合えて しみじみと心安らぐものがありました。

後藤美術館 館長後藤季次郎   山寺は比叡山延暦寺の別院

 絵画を中心にガラス工芸品、陶板画、彫刻など700余点収蔵。

 芭蕉の「閑けさや岩にしみ入る蝉の声」はここで詠んだものです。

 

カミーユ・コロー 作  コローはロマンチックで叙情的な風景が多く、フランス北部バド・カレ県のアラスを訪れて描いた実景に基づく習作に、物語的要素を夢幻的雰囲気を加えて完成させた作品。

 

 


映画「そして父になる」

2013-10-12 | Weblog

話題の映画「そして父になる」を、観てくることが出来ました。カンヌ映画祭でグランプリを受賞した「吾が子」の取り違えをテーマにしものでした。

社会的にもエリートに目される若き夫婦の子供が、ある日突然病院から「取り違えた」と、電話が掛かってくるのです。双方の親はそれぞれに育てた6年間を思い苦しむのです。そして取り替えるのなら速いほうが良いと決行をするのです。

2組の家族を通して、 愛と絆 家族をテーマにしたドラマが展開します。これは映画監督是枝氏のオリジナルストーリーですが、私にも40歳後半の息子に、似た経験があったのです。今思い出しても胸の潰れる思いがあります。新聞紙上で取り沙汰されて・・産院で常に傍にばかりではなかった・・と言う理由からでしたが、(産院の名前が明かされたわけではありませんでした)行動は起こしませんでしたがこの記事のことは数年はもっていたと記憶しています。可愛さが増すばかりで次第に忘れてゆきました。

「そして父になる」でも、6年の歳月が血よりも濃く優先されました。涙なくしては語れない!人は美しい心を持っている。ここ数日殺戮の話や焼死のニュース。毎日のように繰り返し見聞きする事件、全て人の心の有り様の多岐多様な複雑さ。

 

 


私の好きな小道

2013-10-03 | Weblog

横浜の郊外に移り住んで30年に成ろうかという今頃、住宅の外周路のその又すぐそばに遊歩道があります。外出には大抵クルマを使っていて何時かその道を歩いてみたいな~と思っていたことが、ようやく果たせるようになりました。

クルマを手放して暫くして家から数分の緑道は、木漏れ日の中 静かに迎えてくれました。人影も少なく行き交う時少し会釈したりして・・・散歩だけと言うのはしたことがないので、お買い物の時ということになりますが、心やすらぐ楽しいひと時になりました。