東京から一番近い棚田が千葉の大山千枚田だと聞く。海ほたるから行くと思いの外近かった。
錦秋の色に染まった曲線の美しい棚田が広く伸びやかに下っている。こんなに広大とは!
案山子もたくさん立ち並んで歓迎ムードです。
千葉は高い山がない等と聞くが、大木の葉が艶やかで豊かだし 高山に登れなくなった身にとっては好いかも知れない。
空気が美味しいし、昆虫を撮ったり坂道を上り下りしてすっかり秋モードの棚田で、「ふる里は遠くにありて思うもの」・・と。思いがけなく脳裏を駆け巡るものがあった。
帰路の途中でマザー牧場に立ち寄る計画があった。
キバナコスモスは少し遅かったようだけど、対岸の斜面一面が赤く広がっている。
坂道なので「わんわんバス」に乗ることにする。
マザー牧場は、産経新聞・東京タワー等を創業した前田久吉が作りました。大阪の郊外にあった前田の生家は貸家で、お母さんは口癖のように「家にも牛が一頭いたら、暮らしもずっと楽になるけど・・・」と言っていました。このことが心の奥深く残っていた前田はこれからの日本にとって、畜産振興が必要であることも考え合わせて、牧場ずくりに心血を注ぎました。
そして今は亡きお母さんにささげる牧場という気持ちを込めてマザー牧場と名付けたのです。
ドッグランから東方を眺望すると、そしてこの崖下にサルビアの群落がありました。
マザー牧場の成り立ちを知りもっと色々見たかったけど・・・最後にサイロの塔のある牛舎に入ってみました。牛たちはこんな形でいくつもの棟で並んで過ごしているのですねぇ。
新鮮な牛乳、アイスクリーム、ソフトクリーム、パフェ、さまざまなお土産のお菓子になって少し買って帰路につく。
海ほたるで夕景を撮ることになっていた。
太陽が上手く出ておくれ!
まだ映像を上手く表現出来ず残念なところですが、クリックすると・・・ヒコーキが小さく捕らえられているでしょうか。