横浜駅前の人気店「浜虎」は限定麺がユニーク
JR横浜駅の「きた西口」から徒歩4分ほど。鶴屋橋を越え、環状一号線の鶴屋町一丁目交差点そばにある「麺場 浜虎」へ。運営するのは有限会社ヌードル・ファクトリー。店名は『ラーメンを横浜(ハマ)の伝統食(トラディッショナル)に』との想いから付けられたそうだ。ここ横浜駅前をはじめ、日吉、東戸塚にも店舗を展開している。
このエリアでは珍しく、午前8時半から深夜1時までの通し営業で、午前10時半まではメニューを絞って「朝ラー」営業を行っている。グランドメニューは清湯と白湯の2系統。清湯の出汁は鶏ガラ+魚介のWスープで、そこにオリジナルの和風XO醤を合わせた「醤そば」と、塩ダレを合わせた「塩鶏そば」を提供している。
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一方の白湯は、Wスープに鶏白湯を合わせた「こく醤そば」「こく鶏塩そば」「つけそば」をラインナップ。また季節限定でユニークな限定麺も用意されている。今回は冬季限定の「西京味噌の鯖煮干しそば」を大盛りでオーダーすることに。ジャスミン+鉄観音のオリジナルブレンドティーを飲みながら着丼を待つ。
到着したのは、やや小ぶりな丼にスープと麺がギュっと詰まった一杯。スープは鯖煮干しと昆布などから抽出した魚介出汁に、西京味噌など複数の味噌をブレンドしたタレを合わせたもの。香味油は鶏油か。全体的にかなり甘めのチューニングで驚くが、旨くて癖になるスープだ。そこに中細で小麦の香りが良い、しなやかな麺が泳ぐ。
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丼の中央には山椒がきいた鶏そぼろが鎮座。ほぐれておらず、いかにも先ほどまで容器に入ってました感が残っており少々萎えたが、甘いスープの中で良いアクセントになっている。ほかホウレンソウ、刻みネギ、揚げネギが乗る。揚げネギのコクと刻みネギの香りは味噌と相性も抜群で、旨さにドライブがかかっている。
後半、甘さで食べ疲れてきたところで、専用の七味を少し。こちらも山椒が強めで、スッキリとした飲み口に変えてくれる。最後は卓上にあるニンニク酢を少し回しかけ、また表情を変えて完食。ちなみに、店入口に無料の綿菓子機があるのも浜虎の特徴だ。オジサンの1人客にはハードルが高いが、興が乗った方は是非お試しあれ。
<店舗データ>
【店名】 麺場 浜虎(はまとら)
【住所】 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-12-1
【最寄】 JR東海道線「横浜駅」きた西口徒歩4分