東京ラーメン横丁OPEN!目玉は「風雲児」初の支店
東京駅と直結する八重洲地下街に2022年6月29日、7つのラーメン店が集結した「東京ラーメン横丁」がオープンした。すでに地下街内、駅構内とラーメン店があるほか、東京駅一番街にはご存じ「東京ラーメンストリート」が、丸の内には「KITTEラーメン激戦区」もあり、ますますラーメン集積地帯となってきた東京駅。
八重洲地下街では、国家戦略特区に指定された東京駅八重洲地区再開発に伴いリニューアルが進められている。「東京ラーメン横丁」は外堀地下2番通り沿い、北の端のエリアにある。実は集まった7店のうち6店は「町田商店」などを運営する株式会社ギフトHD直系の店舗なので、実質はギフト屋台村といった感じか。
ギフトHDの店舗としては「町田商店」のほか、二郎インスパイアの「豚山」、油そば「元祖油堂」、生姜醤油中華そば「長岡食堂」、味噌らーめん「いと井」、九州釜焚きとんこつ「がっとん」と趣向の異なる6ブランドが集う。そしてもう1店、横丁の目玉として南新宿に本店を構える行列店「風雲児」が入居している…がコチラも運営はギフトHDか?
一旦、ギフトHD直系のお店は後回し。今回は「風雲児」で人気のつけ麺を啜る事に。創業者の三宅重行氏は子役として活躍後、イタリアンレストラン料理長やホテルマンを経て、2007年9月に「風雲児 新宿本店」を立ち上げた。鶏白湯を主軸に人気を博し、食べログでは5年連続「百名店」に選出された実力派だ。
「百名店」とはジャンルごとに高評価の100店を発表するグルメアワードで、横丁内には受賞の盾が飾られている。さて、麺メニューだが「つけめん」と「らーめん」の2種あり、それぞれ麺量により値段が変わる上、豪華トッピングの「得製」も用意されている。今回は「得製つけめん」を麺量300gの大盛(1200円)で注文した。
粘度高めでザラいた飲み口のつけ汁は、鶏白湯に昆布や潤目鰯、鰹節などの魚介出汁を重ねた濃厚なもの。魚粉の効果もあり魚介の香りが先行するが、鶏がしっかり旨味を下支えしている。豚骨より脂が少ないので重すぎないのが嬉しい。そこに、麺肌ツルツルでモチっとした食感の極太麺を浸し啜っていく。
トッピングは全てつけ汁にイン。「得製」はカットされたバラチャーシュー、黄身ネットリの味玉、海苔が2枚、メンマ、ネギと具沢山だ。どの具材も悪くない。最後はつけ汁に卓上のポットに入った割スープを注いで完食。横丁は夜11時まで営業しており残業メシにも丁度よい。話題のスポット、是非訪れてみては。
<店舗データ>
【店名】 風雲児 東京ラーメン横丁店
【住所】 東京都中央区八重洲2-1
【最寄】 JR「東京駅」八重洲地下口徒歩3分