定食屋から煮干ラーメン店にリニューアル
つくばエクスプレス・浅草駅のA1出口を上がり、六区の交番の前を抜けて徒歩2分。奥山おまいりまち商店街にある「浅草 参食堂」へ。元々は豚バラ肉と野菜の鉄板焼「じゅうじゅう焼き」が主軸の定食屋として営業していたが、2020年5月にラーメン専門店にリニューアル。しかも、そのラーメンの評判がすこぶる高いのである。
店内はカウンター6席のみ。麺メニューはセメント系の「煮干しラーメン」と濃厚煮干しの「つけめん」が主軸で、夏メニューとして「ピリカラ冷し肉つけめん」もラインナップしている。サイドメニューには肉玉ライスや数日おき限定の丼モノ「気まぐれ」も用意。替玉、半替玉も可能だ。今回は具沢山の「特製ラーメン」を注文することに。
スープは煮干主体で、苦味やエグ味を少し残したビターな飲み口。煮干の香りは鮮烈だが、動物系出汁不使用なので、比較的ライトな後味となっている。一方の麺は、低加水で歯ざわりの良い中細ゆるウェーブ麺。セメント系ではセオリー通りのマッチングだが、パツッとした感じではなく、しなやさがあり旨い。
チャーシューは厚切りで柔らかなバラ肉が5枚。生姜醤油で味付けされ、味もボリュームも文句なし。ほか、黄身がゼラチン質の味玉、刻み玉ネギ、バラ海苔、小口ネギが乗る。実にハイレベルな煮干ラーメンで大満足。あっという間に完食した。ちなみにオーダーしてすぐ、先に会計を済ませるシステムなのでご注意を。
<店舗データ>
【店名】 浅草 参食堂
【住所】 東京都台東区浅草2-5-9
【最寄】 つくばエクスプレス「浅草駅」徒歩2分