山形「金ちゃん」の孫弟子が都内に降臨
JR埼京線・十条駅の南口から歩いて2分ほど。トレセン通り沿い、フィットネスクラブオアシスなどが入居するビルの地下1階に2023年2月12日にオープンした「中華そば金ちゃん 東京 寒河江屋」へ。コチラは山形県では「ケンちゃんラーメン」と人気を二分する南陽市発祥「中華そば金ちゃん」の流れを汲む店である。
ご主人の寒河江靖氏は、関東初の暖簾分け店である千葉県八千代市の「中華そば金ちゃん」で修行し独立。というより店内のPOPやメニューのデザインを見た感じ八千代が本店で、十条が支店という扱いか。卓上には店舗研修修了証も。てっきり「寒河江屋」は地名から取ったのだと思っていたが、まさか店主のお名前だったとは。
階段を下りると店内はコの字カウンターに8席。ご主人のTシャツには上杉謙信の旗印「毘」の文字が。山形の工芸品やゆるきゃらグッズなども飾られている。麺メニューは山形の味を再現した「中華そば」を主軸に、赤湯・龍上海系の「辛味噌ラーメン」、山形のご当地麺「鳥中華」と、いずれも山形のラーメン3種をラインナップ。
トッピングにはチャーシュー、ワンタン、味玉、辛みそ、コーン、おろしニンニク、おろし生姜、マヨネーズ、メンマ、海苔、ネギ増しが。またライス、半ライス、チャーシュー丼、卵かけご飯といった飯モノやツマミセットもあり、一杯飲ることも出来る。今回は店イチ押しの「特製中華そば(1150円)」を注文することに。
着丼までは8分ほど。スープは徳島の地鶏・阿波尾鶏を炊いた清湯に円みある醤油のカエシを重ねている。表面にはたっぷりの香味油。鶏の旨味とコクがたっぷりの非常に旨いスープだ。そこに八千代の店で打った自家製の中細麺を合わせている。茹でる前にご主人が手揉みしており、平ザルで丁寧に上げているのが印象的だ。
チュルチュルの多加水麺でスープとの相性は抜群である。一方のトッピングには噛み応えのある豚モモ肉が4枚、黄身トロリの味玉、昆布出汁の染みたメンマ、香り良い海苔、ナルト、刻みネギが乗る。卓上には七味、ラー油、カエシ、黒胡椒があるのでお好みで。余韻まで楽しめる一杯、美味しく完食した。老若男女楽しめるので是非!
<店舗データ>
【店名】 中華そば金ちゃん 東京 寒河江屋
【住所】 東京都北区上十条2-13-1
【最寄】 JR埼京線「十条駅」南口徒歩2分