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★閉店★ 【虎ノ門ヒルズ】 虎ノ門 勝本「特製中華そば(1050円)」

話題の虎ノ門ヒルズに人気店「勝本」降臨

2020年6月11日、森ビルの大型プロジェクト「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」が開業した。高層階はオフィス棟で、低層階には商業施設が入居する複合施設となっている。特に3階には東京の名だたる名店26店舗が所狭しと軒を連ねる飲食店街「虎ノ門横丁」がオープンし、さっそく食通達の心を掴んでいるようだ。

その虎ノ門横丁にラーメン店は「虎ノ門 勝本」「鮎ラーメン+」の2つ。さらに勝本は地下1階にも味噌担々麺専門店「てんせんめん」をオープンさせている。今回のお目当ては横丁の「勝本」。水道橋「中華そば勝本」、神保町「つけそば神田 勝本」、東銀座「中華そば 銀座八五」はいずれも人気店。それらに続く4店舗目が虎ノ門である。

こちらも6月6日に開業したばかりの東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」を利用しアプローチ。霞ケ関駅と神谷町駅の間に暫定開業という形で、現在は地下1階が改札となっている。これが2023年には地下2階に改札を移し、隣接するビルとも完全に繋がるそうだ。森タワー方面出口と書かれた改札を抜けてビジネスタワー3階へ。

横丁入口には「満員御礼」の文字。訪れた日は新型コロナによる移動自粛要請が全国で解除された直後だ。とはいえ入口を1か所に絞り、手の消毒を済ませてから飲食店エリアに入場する形をとっている。モダン和風に纏められた横丁を進むと、ノースストリートのはずれに「勝本」の大きな提灯が。店内はカウンターのみ12席。

麺メニューは虎ノ門でしか味わえないという「中華そば」の一本勝負で、チャーシュー、味玉、海苔、メンマ、ネギを追加トッピングすることが出来る。サイドメニューにはご飯、チャーシューご飯。また、ワンタンや漬物盛り合わせで一杯引っ掛けることも可能だ。今回は「特製中華そば」をオーダーすることに。

スープは薄濁りの醤油清湯。煮干しを中心に豚、鶏などを重ねた旨味たっぷりの出汁に、やや甘口のカエシを合わせている。香味油が多めなのでアッサリ出汁ながら、濃厚な味わいに仕上がっている。こいつは旨い。そこに合わせるのは浅草開化楼特注の中細麺。軽くウェーブし、ツルツルと食感も良く箸もレンゲも止まらない。

女性客を意識してか、麺の長さが短めなので啜りやすい。チャーシューは脂たっぷりで味も抜群。ほか黄身がトロトロの味玉、海苔、メンマ、ナルト、刻みネギが乗る。卓上には一味、ミル入りペッパー、醤油のカエシ、お酢があるが、特に使わずとも最後まで飽きずに完食できる。マニアならずとも啜ってみて欲しい一杯だ。

<店舗データ>

【店名】 虎ノ門 勝本
【住所】 東京都港区虎ノ門1-17-1
【最寄】 東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅徒歩4分

★2021年7月26日をもって閉店。残念…

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