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肥宝館 -貧すれば丼する-

【東京駅】 家系ラーメン 革新家 TOKYO「革新家ラーメン(1380円)+ライス(100円)」

ラーストにソラノイロの家系店誕生!

行列の「六厘舎」から「東京駅 斑鳩」「ひるがお」など名店8店を揃える東京駅地下のラーメンストリート。2023年秋、このうち2店が入れ替えとなり10月25日に新店舗がオープンした。ひとつは野方に本店を構える味噌ラーメンの人気店「味噌麺処 花道庵」。もう1店が今回訪れた『家系ラーメン 革新家 TOKYO』だ。

屋号は「革新家」と書いて「かくしんか」と読む。ミシュランガイドのビブグルマンに選出されるなど数々の受賞歴を持つ名店「ソラノイロ」の宮崎千尋代表が『家系ラーメンに革新を起こす!』をコンセプトにオープンした店だ。東京駅ラーメンストリートには「ソラノイロNIPPON」に続いて2店舗目の出店となる。

店舗は2021年7月から2023年8月までの期間限定店舗「ご当地ラーメンチャレンジ」があった区画に入居した。このご当地ラーメンチャレンジは戸塚「支那そばや」、熊本「天外天」、佐野「麺屋ようすけ」、金沢「神仙」、青森「ひらこ屋」、函館「あじさい」、富良野「富良野とみ川」と各地のレジェンドが賑わせた良企画だった。

さて「革新家」の店内はカウンター16席と2人がけテーブル5卓の計26席。混雑時はまず列に並び、スタッフの合図で食券を購入するシステムだ。麺メニューは家系インスパイアの「ラーメン」が主軸で、チャーシュー、塩味付玉子、高級のり、江戸菜、キャベツ、鶏油増し、味付け背脂を追加トッピング可能である。

また「ガーリックめん」もあるほか、未だ「Coming Soon」状態だが、今後はカラシめん、芳醇ちーゆそば、限定ラーメンも提供予定の模様。ほかライス、ガリガリ肉玉丼といった飯モノもあり、一杯引っかけることも出来る。今回は全部入りにあたる「革新家スペシャル(1380円)」にライス(100円)を付けて注文することに。

なお、味の濃さは卓上のタレで調整出来るので、麺の硬さと油の量のみを聞かれたが、初訪問なのでいずれも「普通」でお願いした。着丼までは8分ほど。スープは豚ゲンコツ、ロース骨、背脂、天草大王の鶏ガラ、国産鶏ガラを炊いた白湯。そこに蒲田にある名店「らーめん飛粋」直伝という醤油タレを重ねている。

さらに親鶏と若鶏の油をブレンドした上質な鶏油がコクを加えてくれる。動物系の旨味が濃厚だが、嫌な重さは皆無で比較的サラリとしたライトな飲み口に仕上がっている。合わせる麺は、茨城の雄・活龍グループ「天辺ジャパン」の中太ストレート。春よ恋、ゆめちからを使用しておりフワフワに近いモチモチ感で絶品だ。

チャーシューにはいずれも国産豚を使用しており、香り良い吊るし焼きのモモ肉が2枚、柔らかな煮豚のバラ肉が2枚、そして「革新家スペシャル」にのみトッピングされる低温調理のロース肉1枚が乗る。いずれもハイレベルで麺にもライスにもよく合う。ほか味玉、食感の良い江戸菜、青まぜ海苔4枚が丼を彩っている。

卓上調味料はラーメンタレ、胡椒、さっぱり生姜、特製旨辛醤、ニンニク味噌、おろしニンニク、そしてAppleのビネガー「スティーブジョブ酢」と様々。新潟県産「ゆきんこ舞」のライスにはニンニク味噌が良く合う。野菜を使った麺料理に定評があるソラノイロの家系。細部にまでコダワリが光る一杯だった。ぜひ一度ご賞味を。

<店舗データ>

【店名】 家系ラーメン 革新家 TOKYO
【住所】 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1F
【最寄】 JR「東京駅」八重洲中央改札より1分

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