出汁の旨味爆発の絶品塩ラーメン
JR東北本線・岩切駅の北口から県道270号線をまっすぐ歩いて12分ほど。界隈屈指の人気店「らーめん本竈」へ。だしソムリエの資格を持つご主人・松本久徳氏が作り出すハイレベルな一杯を求めて連日行列を作る名店だ。元々は2002年10月にすぐ近所の利府町化粧坂で創業したが、2008年1月に現在の場所に移転した。
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なお、一時は仙台駅の駅ビル「S-PAL仙台」東館1階にも支店を展開していたが、残念ながら2022年末で閉店。現在は岩切の本店のみでの営業だ。店舗はトタンと板張りのレトロな外観で、大きな板看板もあるのですぐにわかるだろう。駐車場も20台分ほどあるので車でのアプローチも楽だ。店内はカウンター10席ほどとボックス席5卓の計30席。
麺メニューは「らーめん」が塩と醤油の2種あり、チャーシューや海老わんたん、ハーブ味玉などを追加トッピング可能だ。ほか、担担麺、醤油つけ麺、ゆずつけ麺、胡麻の辛いつけ麺もラインナップ。豚バラご飯や炊き込みご飯、チャーシューご飯といった飯モノも用意している。今回は人気No.1「塩らーめん」の特製(1250円)を注文した。
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なお1月と2月は、土日祭日の昼の部先着30食は、サービスで「焼き豚」が追加されるとのこと。これは嬉しいサプライズ。澄んだスープは大量の煮干しに鰹節、鯖節、真昆布、乾し椎茸をブレンドしているそう。そこに内モンゴル産岩塩や羅臼昆布、乾し椎茸、ドライトマト、白ワインビネガー、白醤油を使った塩ダレを重ねている。
円みある塩ダレで、全くトゲのない優しい味わい。出汁の旨みで食わせるタイプのスープだ。合わせる麺は塩釜の丸松製麺製の中細麺。北海道産小麦「春よ恋」「春きらり」のオリジナルブレンドを使っているとのことで、柔らか目の茹で上がりだがダレ感はなく、小麦の香りもスープとの相性も抜群である。箸もレンゲも止まらない。
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チャーシューはレアな仕上がりの肩ロース肉、低温調理でしっとりの鶏胸肉、そしてサービスの焼き豚が1枚ずつ。火の入れ方も味付けもよく、いずれも出色の出来栄え。口に含めば至福の時間。なお、かつてはメンマが入っていたそうだが、2022年4月より代わりに鶏チャーシューを乗せるようになったそうだ。
そして創業以来一番人気という「海老わんたん」は、プリっとした海老と肉の餡に、コリアンダーをきかせている。こちらも絶品だ。味玉は自然な甘みのある黄身がホックリとしており良い味に。ほか、赤かぶ、三つ葉がトッピングされる。出汁の旨味をダイレクトに感じるハイレベルな一杯で、あっという間の完食した。次回は醤油を頂こう。
<店舗データ>
【店名】 らーめん本竈
【住所】 宮城県仙台市宮城野区岩切分台3-5-12
【最寄】 JR東北本線「岩切駅」徒歩12分