逆さ看板が目印。六厘舎の孫はワイルド系
JR新橋駅からだと徒歩6分。都営三田線「内幸町駅」A3出口を上がってすぐ、日比谷通り沿いにある「孫作」へ。こちらは元々、つけ麺の有名店「六厘舎」の系列店「舎鈴」の新橋西口店として営業していた。ところが2018年5月に店舗をリニューアル。新たにサードブランドの「孫作」として再スタートを切ったのである。
屋号は「孫作」だが、店頭に未だに「舎鈴」の看板を逆さに吊るしているのは、リニューアル時に店名が未定で、暫定処置として舎鈴の看板を逆さに掲示したのが由来と聞く。2019年7月現在は、昼はつけめん専門、夜はラーメン専門と分かれており、いずれも六厘舎、舎鈴ともまた違った重厚な一杯と人気だ。
今回は夜の訪問だったので選択肢はラーメンのみ。「チャーシューメン」を中盛(1000円)にしてオーダーした。いざ対麺すると、敷き詰められた肩ロースチャーシューにネギ、ニンニク、生姜が添えられた、非常にワイルドな丼相だ。スープは豚骨を乳化させた濃厚でコクのあるもので、やや甘めのカエシをきかせてある。
合わせるのは平打ちの太麺。柔らかな茹で上がりだが、モチっとした食感で旨い。香味野菜のパンチとチャーシューのボリュームで満足度も罪悪感も最高潮に。これは危険な一杯だ。なお、スープから魚介を抜き、「鶏と豚、本来の旨味と醤油のキレで食わす」という「つけめん」もハイレベルなので、ぜひ食べ比べて欲しい。
<店舗データ>
【店名】 孫作(まごさく)
【住所】 東京都港区西新橋1-16-2
【最寄】 都営三田線「内幸町駅」A3出口徒歩1分
★2020年1月に丸の内に移転しリニューアル。
★孫作から「孫鈴舎」に屋号を改め営業。
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