亀有の定番「ピリカ」が華を添えて復活
JR亀有駅の北口から歩いて3分ほど。亀有北口一番街に2019年9月にオープンした「ニューピリカ 華」へ。かつてJRガード下で長年営業していた「ピリカ」が運営会社の倒産で閉店。だが、そこで店長を務めていた岡氏が独立し、屋号も「ニューピリカ 華」と改め復活を遂げたのだ。従業員にもピリカ時代と同じ顔がチラホラ。
お店は赤いパースが目印。すぐ近所には、もはや知名度は全国区の「つけ麺 道」や、和歌山ラーメンの人気店「まる岡」などもあり激戦区だ。そんな中、ニューピリカは、かつてのピリカ同様に、麺類から飯モノ、一品料理、ツマミ、酒までひと通り揃えている。カウンターに加えテーブル席もあるので、ゆっくり呑むことも可能だ。
ラーメンは醤油、味噌、塩の3種。ほかにもタンメン、マーボラーメン、五目うま煮ラーメン、焼きそば、つけ麺…とバリエーション豊富だ。もちろん餃子や麻婆、酢豚、レバニラ、エビチリなど定番の町中華メニューも食べられる。チャーハン類や中華丼、ルース丼などの飯モノも旨そうだ。今回は「叉焼ラーメン」を注文することに。
程なくして到着したのは、オーソドックスな醤油清湯の一杯。スープは豚骨、鶏ガラに香味野菜を加えて煮込んだもの。そこに中細縮れ麺を合わせている。基本となる醤油ラーメンでは個性を強く打ち出しすぎないのが町中華のお約束。器から味まで「ピリカ」時代とほぼ変わらず、週イチでピリカに通っていた頃が懐かしく思い出される。
そして叉焼はホロホロのロース肉。そう、コレだコレ。ストレートに肉の旨味を楽しめる、この叉焼が好きだったんだ。ほかに具材はメンマ、ホウレンソウ、海苔、刻みネギ。食べ疲れすることも無く、あっという間にスープまで完食した。次は夜営業に訪ずれ、ビールと餃子から始め、名物「うま煮ラーメン」でシメるとしよう。
<店舗データ>
【店名】 ニューピリカ 華
【住所】 東京都葛飾区亀有5-20-11
【最寄】 JR常磐緩行線「亀有駅」北口徒歩3分