ピンクの「桜エビ煮玉子」がトレードマーク
都電荒川線の終着駅・三ノ輪橋停留所から歩いて1分。全長約400メートルに100軒以上の店が立ち並ぶ商店街「ジョイフル三ノ輪」の入口で2016年10月から営業する「中華そば 光」へ。本店は東十条にあるが、既に店名を「かすみそう」に改めリニューアル。田端にあった店舗も閉店し、現在「光」の名を残しているのはコチラだけだ。
店内はカウンター5席のみ。ラーメンは醤油と塩の2種を主軸に、野菜たっぷりタンメン、ピリ辛つけ麺、限定ラーメンなども提供。この日の限定は「昆布らーめん(780円)」とのこと。また、チャーシューやメンマのほか、桜エビ煮玉子やシャキネギ、つくね、ジンジャーソース、カルピスバターといった個性的なトッピングも用意されている。
一方、飯モノではライスはもちろん、豚ニンニクめし、炙りチャーシュー丼などをラインナップ。さらにビールや日本酒、紹興酒も呑める上、餃子をはじめピリ辛豚もやし、野菜炒めなどのツマミメニューもあるので、一杯ひっかけてシメにラーメンというのも良い。今回は「醤油ら~めん」の特製に「豚ニンニクめし」を追加しオーダーした。
スープは国産鶏から旨味を抽出。そこに3年熟成醤油と有機白醤油を使ったカエシを合わせている。カエシは控え目で、化調も手伝っているようだが、出汁感が前面に出ていて旨い。麺はしなやかでツルッとした中太麺。特製は具沢山で、チャーシューが3枚、ピンクの味玉、鶏つくね2つ、メンマ、長ネギ、水菜がトッピングされている。
ピンク色の名物「桜エビ煮玉子」はエビの風味がしっかり付いた面白い味だ。炙った豚バラチャーシューはホロホロで、自家製つくねは軟骨入りでコリコリした食感が良い。一方「豚ニンニクめし」は白飯にチャーシューと焦がしニンニク、刻みネギを乗せたもの。醤油ダレが濃い目なので箸が進む。こりゃ帰宅の途にあると嬉しい店だな。
<店舗データ>
【店名】 中華そば 光
【住所】 東京都荒川区南千住1-32
【最寄】 都電荒川線「三ノ輪橋停留所」徒歩1分