新生「さんじ」は蟹と煮干しの2枚看板
東京メトロ銀座線・稲荷町駅より徒歩3分ほど。下谷神社そばの人気店「さんじ」へ。ご主人の森下勤勉氏こと「きんちゃん」は元力士。交通事故で引退した後、オーストラリアのラーメン店での修業を経て、2012年に「さんじ」を創業した。明るく丁寧な接客と、確かな味で多くのファンを獲得している。
開店当初は、濃厚豚骨系と、鶏ガラ醤油、まぜそば、つけそばを提供する、居酒屋風のラーメン店だった。それが2017年、創業5周年を迎えたのを機にメニューをフルチェンジ。「煮干し」と「マッドクラブ」を新機軸に据えて勝負に出た。煮干し系は、濃厚煮干し、清湯、帆立や浅利と合わせたもの、ラー油入りの「赤潮」などを用意。
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一方、マッドクラブは数量限定で、豚骨を加えた「Crazy」と、蟹清湯の「Addict」の2種。今回は「Crazy Crab」をオーダーした。スープはのっけから蟹全開。豚骨の下支えもあり、旨味が一気に押し寄せてくる。麺は開花楼の中細ストレート。ザクザクした歯ざわりの低加水麺で、オイリーなスープとよく絡み旨い。丼底には蟹身もいるぞ。
過ぎるほどに濃厚なスープだが、低温調理チャーシューの下に隠れたタマネギが中和してくれるので、案外スルスルと入ってしまう。こんなことなら、人気のウズラ(50円)もトッピングすべきだった…。最後は別皿のニンニクを入れ完食。お腹に余裕がある時は、ライスを投入し雑炊風にシメるのも良い。次回は煮干し系に挑戦。
<店舗データ>
【店名】 さんじ
【住所】 東京都台東区東上野3-25-12
【最寄】 東京メトロ銀座線「稲荷町駅」徒歩3分