らぁめん小池系の新店はノス系「本郷苑」
東京メトロ丸の内線・本郷三丁目駅から歩いて3分ほど。本郷通り沿いに2024年3月8日にオープンした「本郷苑」へ。町中華のような屋号だが、実はコチラは「らぁめん小池」「中華蕎麦にし乃」「キング製麺」「つけめん金龍」「こいけのいえけい」など都内に人気店を展開するミシュラン常連店主・水原裕満氏の新店だ。
屋号もそうだが、メニューも佇まいもノスタルジック系である。お店は2022年まで営業していた系列店「ぷれじでんと」の跡地に入居した。店内はカウンター7席と2人がけテーブル1卓、そして4人がけの円卓が1つ。メニューはラーメンとチャーハンの2枚看板。ラーメンはチャーシュー、ワンタン、めんま、ネギ、海苔を追加可能だ。
一方のチャーハンは海老、唐揚げタルタル、チャーシューの3種でどれも美味しそう。ほか「まぜそば」に鶏肉飯、皿ワンタン、スープが付いたセットも用意。またツマミには「おつまみ皿ワンタン」があり山椒ソース、よだれ鶏風、ネギソースの3種の味を選ぶことが出来る。一緒に台湾ビールを引っかけるのも良さそうだな。
今回は「チャーシューワンタンメン(1470円)」をオーダーすることに。なおラーメンを注文するとライスが一杯無料とのことでお願いした。着丼までは7分ほど。スープは豚骨ベースの醤油清湯だ。意外だったのが生姜が強めに効いている点だ。生姜で全体の印象をビシっと引き締め、シャープでクリアな飲み口に仕上げている。
そこにチュルリと喉越しが良く、伸びの良い中細ストレート麺が泳ぐ。スープとの相性は抜群だ。そして主役とも呼べる艶めかしいワンタンは肉餡ギッシリ。皮の食感の良さもさることながら、餡の香味野菜や香辛料が控えめなので肉の旨味を存分に楽しめる逸品だ。らぁめん小池の系列は、どこもワンタンが旨いのが嬉しい。
チャーシューは薄切りのバラ肉は8枚ほど乗る。シンプルな煮豚でライスに乗せて食べても旨い。さらに卓上のペッパーや山椒を合わせても良しだ。ほかトッピングには歯ごたえあるメンマ、海苔、刻みネギが乗る。近年流行のノス系、シンプルながら生姜の香りと光る具材で最後まで美味しく完食した。気になる方は是非!
<店舗データ>
【店名】 本郷苑
【住所】 東京都文京区本郷2-26-9
【最寄】東京メトロ丸の内線「本郷三丁目駅」徒歩3分