名店「八雲」出身店主の絶品ワンタン麺
地下鉄丸ノ内線と大江戸線の本郷三丁目駅から歩いて3分ほど。本郷通り沿いに2023年2月23日にオープンした「麺や 穂ころび」へ。ご主人は池尻大橋にあるワンタン麺の名店「八雲」で修業。2019年以降、高円寺や不動前での間借り営業を経て1年ほど充電。そしてこの度、いよいよ本郷三丁目に自身の店を構える事に。
店内はカウンター8席。2022年9月に閉店した「満鶏軒 本郷三丁目店」の跡に、一部内装を変え入居した形だ。麺メニューは「中華そば」の一本勝負で、肉ワンタン、海老ワンタン、チャーシュー、味付け卵、メンマ、海苔などを追加トッピング可能だ。なおワンタンは肉と海老のミックスにも出来る。麺大盛はプラス100円。
ご主人が「八雲」出身とのことで、やはりワンタンは外せない。今回は「ミックスワンタン中華そば(1180円)」に味付け卵(100円) をトッピングし注文した。スープは節と煮干しの魚介出汁が前面に出ており、鶏などの動物系が旨味を下支え。醤油のカエシは控えめで、出汁の旨さを存分に楽しめるチューニングに。
合わせる麺は三河屋製麺製で、黄色がかった中細ストレート。パツっとした歯触りで小麦の香りもよく旨い麺だ。スープを吸って徐々にしなやかさが増してくる。そして、噛めば肉汁が溢れる生姜の効いた肉ワンタンと、プリッと食感が良い海老ワンタンが2つずつ。皮はシルクのような舌触りで絶品。これは絶対トッピングすべきである。
チャーシューは柔らかでホロホロの豚肩ロースの煮豚が1枚。味玉は割ると黄身がトロリと流れ出す仕上がりに。ほか、胡麻油香り歯応えある極太メンマが2本、彩りの三つ葉、海苔、白髪ネギが乗る。じんわりと旨味が押し寄せるスープ、小麦の香り良い麺、絶品ワンタンと三拍子揃った一杯。あっという間に完食してしまった。ぜひ一度!
<店舗データ>
【店名】 麺や 穂ころび
【住所】 東京都文京区本郷3-33-3
【最寄】 東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目駅」徒歩3分