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肥宝館 -貧すれば丼する-

【門前仲町】 麺屋 四季〜Shiki〜「特製つけ麺(1290円)+中盛(50円)」

門前仲町で啜る絶品鶏ベジつけ麺

門前仲町駅から歩いて4分ほど。葛西橋通り沿いに2024年1月22日にオープンした「麺屋 四季~Shiki~」へ。店主の松原涼雄(りょうた)氏は、本庄常勝軒、大勝軒赤ふじ、心の味製麺など麺屋こうじ系列の店舗で修行。こちらは独立店になるのだろうか。同じく麺屋こうじの系譜で人気を博した「麺屋 縁道」の跡地に入居した形だ。

店内はL字カウンターに8席。コンセプトは『鶏と野菜の芳醇スープ』とのこと。話は逸れるが涼雄氏は3兄弟で、長兄の侑潔(ゆい)氏は太田プロ所属の芸人で「ロングアイランド」のコンビ名で活動し、次男の聖弥(せいや)氏はプロ野球・読売ジャイアンツの選手で育成選手出身のシーズン最多本塁打記録保持者という多彩な一家だ。

さて、気になる麺メニューは「らーめん」と「つけめん」の2種を用意。それぞれ味玉、4種のチャーシュー、海苔、メンマ、特製辛味を追加トッピング可能だ。麺量だが、つけ麺は並200g、プラス50円の中盛が250g、150円の大盛が300g、300円の特盛で400gで、50円引きで麺量少な目の「女性盛」が150gとなっている。

一方の飯モノにはライス、鶏しお丼、低温ポーク丼、4種のチャーシュー丼、とり皮丼、そして「本日のきまぐれ丼」をラインナップ。なお、この日のきまぐれ丼は「こま切れ炙りチャーシュー丼」とのこと。組み合わせなど色々悩んだが、今回はフルトッピングの「特製つけ麺(1290円)」を麺中盛(50円)で注文することに。

待つこと13分ほどで着丼。レギュラーで付いてくる刻み玉ネギとフライドオニオン、そして特製のチャーシューと味玉はそれぞれ別皿での提供だ。つけ汁は鶏と5種類以上の根菜を長時間煮込み甘味と旨味を抽出。提供直前にブレンダーで乳化させた、いわゆる「泡系」だ。旨味と甘味、仄かな酸味があり、粘度が高く濃厚で旨い。

それでいて鶏と野菜のバランスのおかげか重さもなく、胃もたれしないのが嬉しいところだ。そのつけ汁に、柔らか目に茹で上げられた伸びの良い太麺を浸けて啜っていく。ツルシコ系の麺を想像していたので、これは意表を突かれた。麺の上には薄切りのレアな肩ロースチャーシューと穂先メンマ、レモン、三つ葉が乗る。

そして別皿のチャーシューは、しっかりした食感の鶏胸肉が2枚、レアな豚ロース1枚、皮付きの鶏モモ肉が1枚。いずれも良い味だ。味玉も黄身ネットリで美味。前述の2種の玉ネギの薬味に加え、卓上には昆布酢、一味、胡椒があるのでお好みで。最後は鰹出汁の割スープを加えて美味しく完食した。これはまた人気が出そうな店だ。

<店舗データ>

【店名】 麺屋 四季〜Shiki〜
【住所】 東京都江東区門前仲町1-16-5
【最寄】 東京メトロ東西線「門前仲町駅」徒歩4分

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