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肥宝館 -貧すれば丼する-

【徳島 藍住】 徳島ラーメン奥屋 本店「徳島ラーメン 肉玉入り 並(860円)+ごはん(160円)」

徳島のベッドタウンで支持される「奥屋」

今回は、最近勢いのある「徳島ラーメン奥屋」の藍住本店へ。本店の創業は2004年8月だが、2015年に石井町、2018年には北島町と徳島のベッドタウンに相次いで支店を展開。また最近は土産店で「奥屋」の箱入りインスタント麺もよく見かける。運営元で、奥田満夫代表率いる株式会社フォルトライズが戦略上手なのだろう。

なお、徳島市の北西に位置する藍住町は宅地開発が進んでいて、町民の平均年齢は約45歳と若い世代が集中。「奥屋」の裏手にあるショッピングモール「ゆめタウン徳島」もファミリー層で賑わっている。つまり徳島県内でも「買い」のエリアなのだ。それだけにラーメン店も数多あるが、中でも「奥屋」の評判は高い。

そんな藍住本店の最寄り駅はJR高徳線の吉成駅か勝瑞駅になるのだが、共に3キロ以上距離があるので車で行くのがよいだろう。駐車場も19台分あるので安心だ。店内はカウンター8席と小あがり22席の計30席ほど。麺メニューは、いわゆる茶系の「徳島ラーメン」を筆頭に、塩とんこつラーメン、みそラーメン、担々麵をラインナップ。

徳島ラーメンは生玉子と肉を追加でき、塩とんこつは麺の固さをチョイス可能。また、みそと担々麺は辛さを11段階から選ぶことが出来る。一方、焼飯や温玉キムチ丼、豚バラ丼、そして徳島は和田島名産のシラスを使った「温玉しらす丼」といった飯モノも用意している。餃子やキムチで一杯引っかけるなんてのも良い。

今回は「徳島ラーメン 肉玉入り 並(860円)」と「ごはん(160円)」を注文。待つこと5分ほどで、典型的な茶系の一杯が着丼した。スープは豚骨の嫌な臭みは皆無で、甘めかつクリーミーな味わいに仕上がっている。合わせる麺は柔らか目の細ストレート麺。短めにカットされており、子供やお年寄りにも啜りやすい長さである。

そしてトッピングの豚バラ肉は、甘辛に味付けされているが塩は強過ぎず。ベタだが、やはり卵の黄身にくぐらせて白飯と一緒に頬張るのが旨い。ほか、メンマ、細モヤシ、刻みネギが乗る。失礼ながら徳島県内では突出したレベルとも思わなかったが、臭み無い豚骨スープや短めの麺など、ファミリー層が食事しやすい工夫も人気の理由か。流石の戦略だ。

<店舗データ>

【店名】 徳島ラーメン奥屋 本店
【住所】 徳島県板野郡藍住町徳命字元村134-14
【最寄】 JR高徳線「勝瑞駅」徒歩40分(3.4km)

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