麺処ほん田の直営5号店「雨ニモマケズ」
JR十条駅の北口から歩いて5分ほど。十条仲通り沿いにある「雨ニモマケズ」へ。こちらは、2020年4月15日に東十条から秋葉原に移転した人気店「麺処 ほん田」の直営5号店にあたる。店長は、ながらく直営3号店の赤羽「麺処 夏海」で腕を振るった内藤吉彦氏。岩手のご出身だそうで、店名は宮沢賢治の遺作に由来する。
麺メニューは醤油と塩の2種の「鶏そば」と、鶏白湯濃厚つけめん、ガッツリ系「雨二郎」が主軸。ほか限定で「天草大王の鶏油まぜそば」や「黒毛和牛のガーリックオイルまぜそば」といったオリジナリティ溢れる一杯も用意している。濃厚つけめんもレベルが高いのだが、清湯も旨い。今回は塩の「鶏そば」を特製で注文することに。
スープには地鶏・天草大王の鶏ガラと名古屋コーチンの丸鶏を使用。そこに昆布や乾物などの旨味を加えた塩ダレを重ねている。鶏油も上質で、雑味なくクリアな味わいに仕上がっている。旨味十分で物足りなさは皆無。そこに、心の味食品中細ストレート麺を合わせている。麺肌はツルツルでコシもあり、スープとの相性も抜群だ。
チャーシューは低温調理の豚、鶏、ローストポークの3種で、いずれも絶品。そして、その下にはワンタンが1つ。香辛料のきいた肉餡で旨い。ほか、黄身がトロトロの味玉、青菜、太メンマ、刻みネギ。さすが「ほん田」直営店だけあり、隙の無い一杯である。次回は胃を整えた上で「雨二郎」狙いで来るとしよう。
<店舗データ>
【店名】 雨ニモマケズ
【住所】 東京都北区上十条3-29-11
【最寄】 JR埼京線「十条駅」徒歩5分