肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 茂原】 麺処 むらた屋「むらた屋風 勝浦タンタンメン 中辛(850円)」

茂原唯一の「勝浦タンタンメン」公認店

JR茂原駅南口の榎町通りにある「麺処むらた屋」へ。店頭の看板には「茂原唯一の勝タン公認店」との文字。そう、こちらは茂原駅前では珍しい、外房・勝浦のご当地麺「勝浦タンタンメン」を提供する店なのだ。芝麻醤を使った一般的な担々麺とは違い、醤油清湯スープにラー油を張り、タマネギと挽肉を入れるのが勝浦流である。

元々は勝浦「江ざわ」が発祥で、芝麻醤が手に入らず、試行錯誤し独自の一杯を生み出した。そして、海女・漁師の体を温めるメニューとして定着したのだそう。「麺処むらた屋」では、王道の醤油スープに加え、味噌スープ、つけ麺も用意。またお隣・長生郡の名物アリランラーメンとの融合形「アリタンラーメン」なる一杯も。

他にも醤油、味噌、塩、カレーなどの各種ラーメンに、餃子、唐揚げ、モツ煮込みなどのおつまみ料理もあり、一杯ひっかける事も出来る。酒も充実。今回は醤油スープの「勝浦タンタンメン」を中辛で頂くことに。まずは餃子餡を皮で包んで揚げた「餃子春巻き(1本100円)」をツマミに、地酒「梅一輪」を飲りながら待つことに。

着丼と同時にラー油の香ばしい湯気がフワッと上る。メニューには「むらた屋オリジナルでアレンジ」とあったが、背脂がそれだろうか。粗めの粒が浮いたスープは辛さ一辺倒ではなく、ほのかな甘みも感じられる。中太の縮れ麺にタマネギと挽肉、背脂を絡めて、咽せない程度に啜り上げる。あっさりスープで重くないのが嬉しい。

タマネギに白髪ネギと刻みネギが加わった三重奏。やはりラー油にはネギが合う。次は味噌スープも頂いてみたい。ちなみに、店頭には「営業時間変更」の案内が。当面の間、平日は休業で、金・土曜日の夜8時から朝4時までの営業に。ただ、平日は隣の居酒屋「あんどん」でラーメンを提供するそうなので、来店の際はご注意を。

<店舗データ>

【店名】 麺処 むらた屋
【住所】 千葉県茂原市高師831-12
【最寄】 JR外房線「茂原駅」南口徒歩5分

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