東京駅構内で啜る二郎インスパイア系
2020年8月3日、東京駅内に「グランスタ東京」が開業。新たに2つのラーメン店がオープンした。一つは札幌の人気店「Japanese Ramen Noodle Lab Q」がプロデュースした「NIPPON RAMEN 凛 TOKYO」。そしてもう一つが、今回訪れた「ラーメン雷 東京本丸店」である。「雷」はつけ麺の雄・とみ田が手がける二郎系のブランドだ。
北松戸の本店をはじめ、松戸駅東口、千葉駅前にも支店を展開。今回、満を辞して都内に初出店となった形だ。「凛 TOKYO」が地下1Fなのに対し、ラーメン雷は地上1F。丸の内北口と中央口の間、中央線のエスカレーター下のスペースへの出店となった。平日の閉店間際、夜9時でも長蛇の列が。食券の購入してから着丼まで60分。
想定以上の混雑ぶりにホールスタッフも混乱気味のご様子だ。店内はカウンターのみ11席。麺メニューは大判チャーシューが乗った二郎インスパイアの「雷そば」と、生卵付きの「汁無しそば」の種を提供。それぞれ麺量はミニ(150g)、並(250円)、中(300g)、大(350g)、特大(450g)の5ステージが用意されている。
なお、野菜はちょい増し可能だが、チャーシューや味玉、チーズ、背脂といったトッピングは基本的に全て有料。券売機で買い増すべし。今回は「雷そば」の並盛を、豚1枚、トロ豚2個、うずら3個が追加となる「雷増し」で注文した。チケットを渡す際にニンニクの有無と、汁なしは生卵の有無も確認が入るが、もちろんニンニク有りで。
スープは豚ガラや背脂をじっくり煮こみ乳化させた濃厚な白湯で、醤油のカエシがビシっと強めに効いている。まるで家系ラーメンのような飲み口だ。そこに合わせるのは、心の味食品製の極太縮れ麺。ゴワッとした感じはありつつも固すぎず。コシがあり食感も良く、強めのスープともよくマッチしている。
大判で肉厚のバラロールチャーシューは食べ応え十分。味付けは強くなく、豚の旨味を存分に楽しめる。一方のトロ肉は脂身が多く濃い目の味付け。こりゃ飯が進むだろうな。ほか、ウズラ、モヤシ、背脂が乗る。最後は卓上のダブルペッパーと一味でサッパリと完食。駅構内にあるため朝8時から営業というが、さすがに朝からは・・・
【店名】 ラーメン雷 東京本丸店
【住所】 東京都千代田区丸の内1-9-1
【最寄】 JR東京駅 1階「丸の内北口」そば