町屋駅前に一段上の家系新店舗が爆誕
尾竹橋通りと都電荒川線が交差する町屋交差点のすぐそばに2019年5月にオープンした家系「麺家 千祥」へ。ご主人は、新中野武蔵家の姉妹店、目黒・権之助坂の「麺家 黒」で修業し、地元町屋で独立した。建て替えで綺麗になったビルの1階に入居。目と鼻の先には同じく家系の「町屋商店」があり、攻めた立地にシビれる。
メニューは豚骨醤油の家系ラーメン1本で勝負。通常の「ラーメン(650円)」は海苔3枚、チャーシュー1枚、ホウレン草なのに対し、券売機最上段の「千祥おすすめラーメン(850円)」は海苔5枚、チャーシュー2枚、ホウレン草、味玉、九条ネギの豪華トッピングだ。しかも、さすが武蔵家系、ライスは無料でおかわり自由ときた。
空きっ腹なので当然「おすすめラーメン」をチョイス。麺の固さ、味の濃さ、油の多さも選べるが、初訪問なので全部「普通」でオーダーした。黒い丼に注がれた茶濁スープは、水、そして豚と鶏の生ガラのみで炊いている。嫌な重さはなく、飲み口はライトにして旨味十分。カエシの醤油もスキッとしていて、家系としては品の良いスープだ。
麺は酒井製麺の中太ストレート。麺を一口啜った次は、スープに浸した海苔でライスを巻き取り頬張る。肩ロースチャーシューと味玉もライスオン。口直しに「きゅうりのキューちゃん」というインターバルで一気に恍惚の世界へ。スープが繊細なので、ニンニクと生姜は入れすぎ注意。これは通ってしまいそうな店である。
<店舗データ>
【店名】 麺家 千祥(せんしょう)
【住所】 東京都荒川区町屋1-2-7
【最寄】 東京メトロ千代田線「町屋駅」徒歩1分