濃厚チーズを絡めて啜る唯一無二の一杯
都営新宿線・市ヶ谷駅のA3出口から歩いて2分弱。靖国通りと東郷通りの交差点にある「ドゥエイタリアン 市ヶ谷本店」へ。以前は、九段下方面に数ブロック行った場所にあったが、2019年7月に現在の場所に移転した。オーナーシェフの石塚和生氏はイタリア料理店で成功を収めたが、2000年代に突如としてラーメン職人に転身。
濃厚チーズを麺に絡めて食べる「らぁ麺フロマージュ」で人気を博し、ミシュランのビブグルマンにも選出された。麺メニューは、そのフロマージュに加え、生クリーム仕立ての「白らぁ麺」、柑橘の酸味が効いた「レモンらぁ麺」「レモンパクチー辛いらぁ麺」など個性的な一杯をラインナップ。清湯の「醤油らぁ麺」「塩らぁ麺」も提供する。
いずれも、小麦とこんにゃくを合わせたヘルシー麺に変更可能だ。またサイドメニューにはカップごはん、わさび青菜ご飯、生ハムとパルメザンチーズ、モッツァレラチーズとバジルの水餃子、デザート類なども用意。ビールに加えてワインやシャンパンを飲むこともできる。今回は1番人気の「らぁ麺生ハムフロマージュ」を注文した。
黄金色のスープは鶏ガラをベースに昆布やホタテの旨味を加えた清湯。鶏油の香りも良く、コクとキレがあって良い味だ。丼央に鎮座するフロマージュはゴルゴンゾーラ入りの特製濃厚クリームチーズ。コイツと丼淵に添えられた生ハムを、コシのある中細ストレート麺に絡めて啜っていく。唯一無二の味わいに箸が止まらない。
そして「らぁ麺フロマージュ」には、サービスで「美人玄米ご飯」が添えられる。これをチーズが溶け出した残りスープに投入し、リゾットのようにして完食へ。移転後初めて市ヶ谷本店を訪れたが、個性的な一杯は健在だった。いつもフロマージュを啜ってしまうが、今度来た時こそ「白らぁ麺」は「レモンらぁ麺」をオーダーしてみたい。
<店舗データ>
【店名】 黄金の塩らぁ麺 ドゥエイタリアン 市ヶ谷本店
【住所】 東京都千代田区九段南4-7-17
【最寄】 東京メトロ・都営地下鉄「市ヶ谷駅」徒歩2分
