人気の「武蔵野アブラ學会」が神田に再上陸
JR神田駅の東口から横断歩道を渡ってすぐ。ガード下に2023年6月27日にオープンした「武蔵野アブラ學会 神田店」へ。コチラは、国際基督教大学の学生寮で一緒に生活していた共同創業者の木村考宏氏、角幡陽平氏ら『武蔵野のソウルフードと言える油そばをこよなく愛した男達』により創設された油そば専門店である。
たしかに油そばの発祥は武蔵野市「珍々亭」や国立市「三幸」と言われているので武蔵野のソウルフードと言えよう。現在は早稲田に総本店と別館の2店があるほか、代々木、明大前、吉祥寺、中野、そして神田に支店を展開中だ。なお神田には一度、2011年に支店を出していたが約3年で惜しまれつつ閉店。今回は再上陸となった。
店内だが1階にはカウンターが8席、そして2階にも客席がある。麺メニューは定番の「武蔵野油そば」、背脂入り「特濃油そば」の2種をはじめ、味噌油そば、四川汁無担々麺も提供。麺量は同料金で並盛180gと大盛240gが選べるほか、プラス180円でW盛360gに増量可能だ。また実に多様なトッピング類を用意しており、つい乗せてしまいたくなる。
肉増し、メンマ、炙りチーズ、明太マヨ、背脂、パクチー、フライドオニオン、カレー粉、粉チーズ、食べる辣油、キムチ、野菜、海苔、ネギ、味玉、温玉、マヨ、魚粉、生玉子をラインナップ。さらに100円でおかわり自由の無限ライスや、炙り叉焼、明太、塩葱温玉、食べる辣油温玉が乗ったご飯、さらに餃子もあり一杯飲る事も可能だ。
今回は海苔増し、魚粉増し、そして味玉か温玉か生玉子が乗る「得のせ武蔵野油そば(950円)」をオーダーすることに。麺量は大盛、卵は「味玉」でお願いした。無料の「さっぱりスープ」と「旨辛もやしナムル」を客席の什器からセルフで皿に取り、待つこと10分ほどで着丼した。王道の油そばといったビジュアルが食欲を掻き立てる。
トッピングは「得のせ」で追加された黄身ネットリの味玉、海苔3枚、魚粉のほか、豚バラチャーシューが2枚、メンマ、ナルト、あおさ海苔、刻み海苔、貝割れ、刻みネギと具沢山だ。それらを支えるのは三河屋製麺のモッチリした太麺で、動物系のコクとやや甘味が加わった醤油ダレが絡みつき、良い味に仕上がっている。
卓上の説明書き「美しき油そばの食し方」によると、ラー油を1周半、酢を1周加えるのがオススメだそうだ。たしかに香ばしいラー油とサッパリした酢の組み合わせはクセになる。さらに溜まり唐辛子、青山椒油、四川花椒、胡椒、醤油、ニンニクがあるのでお好みで。麺大盛だったがあっという間に完食した。神田と油そば、良い組み合わせだ。
<店舗データ>
【店名】 武蔵野アブラ學会 神田店
【住所】 東京都千代田区鍛冶町2-12-2
【最寄】 JR山手線「神田駅」東口徒歩1分